不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
【前編あらすじ】
2人の子どもを育てるワーキングマザー・菅原菜穂さん(仮名)。もうすぐ下の子の保育園の「保護者の会役員」を任期を終える彼女は、その「保護者の会」制度の不満について我々に熱く語ってくれた。園ではなく保護者が運営するその会では役員の負担がかなり大きく、時にはわざわざ有給休暇をとってイベント準備をすることもあったそうだ。
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「観劇会の打ち合わせで招集され、残業を断ったこともありますし、イベント前日には有給を取りました。日程は役員長さんの一存で決まるから、文句を言えないんですよね。オンライン会議は、子どもが邪魔するからダメって言うんです」
”保育園に子供を預けて働いている母親”と言っても、働き方は多種多様。平等な負担分担というのは無理がありそうだ。
「今年度の役員長さんは週に3回のパートだからいいかもしれませんが、私のようにがっつり週5でフルタイムのママもいるんです。これってまさに本末転倒ってやつじゃないですか? 働くために園に子どもを預けているのに、有給を保護者の会の仕事に捧げるなんて、明らかにおかしいです!」
保護者の会の今のあり方に肯定的な人たちは、口を開けば「子どもたちの笑顔のために」というきれいごとをのたまう。菜穂さんは、怒りを抑えた口調でそう語った。
「”子どもの笑顔”をダシにすれば何でも通ると思ってるんですよ。母親に余裕がないと、子どもの笑顔なんて引き出せません。それに、幼稚園ならまだしも、保育園に子どもを預けている家庭は特に懐事情もいろいろです。毎月の保護者会費もバカになりませんし」
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