タクミの愛撫は、最初は優しく、時に強く情熱的だった。筆者の様子を観察しながら、臨機応変に責めてくる。
それは決して強引なものではなく、大切な宝物のように扱ってくれる姿勢が感じられた。
乱れすぎてはいけないと思うたび、性感の増した女体は、さらなる舌と指の刺激を求め、股間をせり上げてしまう。
恥ずかしながら、彼の頭を掻き抱いて、秘部を押しつけてしまったほどだ。
幾度かの絶頂ののち、筆者の内ももに何かが当たった。見れば下着ごしにそそり立つ男性自身だった。驚きよりも、プロのホストを興奮させているという優越感が勝った。夢み心地になっていた刹那、タクミが驚きの言葉を発した。
「A子さん、入れていいですか?」
一瞬、何を言われているか意味が分からなかった。本番はNGのはずだ。
「そ……それは禁止でしょう?」
筆者がおそるおそる訊ねる。
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