「お客様の合意のもとなら、自由恋愛と言うことでOKなんです」
その一言で、今までの幸福感や快楽が徐々に冷めていく。いや、ここでOKする女性客もいるだろう。生身の「男」を欲する女性客のほうが多いかもしれない。
しかし、筆者は違った。
「本番ナシ」だからこそ、価値があるのだ。最後までしてしまったら、単なる男娼ではないか。
「せっかくだけど、今日はこれで満足よ」
笑顔で伝え、早々にホテルを出た。帰り際、なれなれしく腰を抱いてくるタクミの腕をさりげなく払いのけ、帰宅した。
(本番ナシで、プロに徹してほしかった)
それが筆者の純粋な感想である。
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