皆さん はじめまして。PEPEと申します。会社員、ジャズ歌手を経て、現在は男だらけの柔術道場の女将として、人生賭けているオンナです。
さて、柔術道場というと、皆さんはどんなイメージでしょうか?
寝技主体の格闘技と聞いて思い浮かぶような、荒っぽさや汗臭さをイメージされる方も多いのではないでしょうか。私自身も格闘技とはまったく無縁の人生を歩んできた訳ですが、紆余曲折。
当時、柔術界で神の階級ともいわれる最激戦区ライト級のヨーロピアン大会で準優勝し、日本人最高位を取得した柔術家の岩崎正寛氏と結婚し、コロナ禍もあいまって生活は一変。
今では数名のお弟子さんを抱える柔術道場の裏方として日々走り回り、道場経営のサポートから経理に広報、撮影やHP制作まで携わっています。時には、若いお弟子さんのお世話や人生相談まで。
人間万事塞翁が馬とはいいますが、そんな波乱万丈でユニークな私の人生相談。
まだまだ未熟者ではありますが、チラリとお付き合いいただけたら幸いです。
★★★
さて、本日のお客様は、
私はコロナ禍に新入社員として会社に入社し、同僚に恋をしました。
そんな彼と、今度食事の約束をしました。
ですが、お互いマスクを外した姿を未だ見れてません。
イメージと違って嫌われたらどうしようと緊張します。
振られる覚悟は必要でしょうか?
——強く気高く練馬区 会社員(33)
強く気高く練馬区様、ご相談ありがとうございます。
練馬区のスローガンのようなペンネーム、元気が出ますね。
日本では、3月13日から「マスクの着用が個人の判断」へと委ねられましたが、花粉の飛沫もあいまって、ほとんどの人がマスクを着けたまま初日を迎えられたそうですね。
企業ごとにテレワークが始まったばかりの時も同じですが、「足並みが揃わない」ということが、「人の目を気にする」ことに繋がりました。
勿論、組織の方針でマスクを外せない方々が多いと思いますが、日本人という平均的な国民性的にも、「個人の自由の発揮」が、少々ハードルが高いのかもしれませんね。
格闘技業界のような、いわゆる、個性の塊みたいな集合体に身を置いてますと、こういった一般的な考え方と疎遠になってしまうのも不思議なものです(笑)。
また、メディアが「脱マスク」なんて標語を発信しておりますが、マッチングアプリの流行も相まってか、「マスク美人が、マスク詐欺だったー!」なんて勝手に騒ぎたてる人もおりますし。
女将的には、「脱マスクした瞬間に、マスク失恋しちゃう人が増えるのでは?」なんて勝手に心配しておりました(笑)。
相手のことを勝手に自分好みの美人だと妄想して、勝手にガッカリされて、おまけに詐欺容疑をかけられるなんて、何だか気の毒ですね。
全くせわしない世の中になったな、と思います。