さて、本題の「マスクを外した途端、恋が冷めてしまうのでは?」という心配事ですが、これもコロナ禍が産んだ特殊な恋愛事情ですね。
お互いの素顔を見ないまま恋に落ちるなんて、考え方によれば「ロマンチック」ですが、別の考え方では、「博打」だなと思います(笑)。
ロマンチック側の考えでいきますと、ふと、平安時代の男女の恋愛に似ているなと思いました。
特別な機会でないと、お相手の顔を見れなかったという、平安時代の男女はどの様にして恋に落ちたのでしょうか?
当時、貴族の男性が女性に恋をする時、ポイントとして見ていたのは、「容姿」よりも、「教養」や「センス」などらしいです。
©︎gettyimages
その重要事項である、教養やセンスを測っていたのが、現代の手紙である「文(ふみ)」です。
平安時代の男女は、手紙のやり取りを通じて、お互いへの愛情を深めていったそうです。
もちろん、全く容姿が関係ない訳ではなくて、美人にこしたことはないですが、平安時代の男性は「垣間見(かいまみ)」という覗き見をして、女性の姿をこっそりと見ていたそうです。
ですが、遠くからの覗き見ですので、見えるのは「着物の着こなし」や「所作」、「横顔」くらいでしょうか。
これって、何だか現代のInstagramの世界に似ている気がしました。
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