川崎：ちょっと、ちょっと待って……なんで結婚相談所？ 確かに、コロナ禍などで出会いの場が少なくなった。でも、結婚相談所ってさ、家のために結婚をしなくてはいけないとか、オーセンティックな“お嫁さん”を探しにくる場所でもあるんだよ。もちろんそれが全てではないけれど、そういう人が多い。でもあなたは、そういうタイプじゃないじゃない？ 自分の幸せをちょっと考えてみて。
倫世：私の幸せはもう決まっているんです。今のように仕事をして、世界を広げていくこと。そして少しでも世の中をよくすること。休日には友達や両親など好きな人とおいしいものを食べたり旅行をしたりすること。それでも、私が帰る家庭があること。
川崎：そのあなたが求める幸せを叶えるのは簡単だよ。その相手に求める条件ってある？
倫世：清潔感があって、太っていなくて、文化系男子であること。あとは定職に就いていることかな。年収は少なくてもいいけれど、ギャンブルとお酒に依存していないこともマスト。ネガティブなことを言わない、明るい人がいい。あとは外国人と仕事をすることが多いから、家だと日本語をしゃべりたいので、母国語が日本語の人がいいな。
川崎：はっきりしていていいね！ あなたはもう、そのままいって問題ないと思うよ。ただ、もう同業他社は狙わない方がいいかもしれないね。
倫世：それはわかりました。あとは何かありますか？
川崎：漢字の職業の男性は避けた方がいいかも。
倫世：は？
川崎：おそらく、漢字の職業……有名企業の会社員、会社役員、公務員、官僚、経営者、弁護士、医師、公認会計士……漢字の肩書を持つ人は、どうしてもあなたのスペックからあなたを見てしまうと思うのよね。あなたの肩書とキャリアの素晴らしさを知っているだけに、畏敬の念を覚えたり、嫉妬したりする可能性が高い。
