倫世:このお姉さんはめちゃくちゃ自由な人で、東京や千葉のテーマパークに来るときは、彼の家に泊まって宿泊代を浮かせていたんです。でも彼は海外出張が多かったので、彼の留守中は私が当時住んでいた、1DKのマンションに泊まりに来ていたんですよ。

川崎:それ、どうやって布団敷くの!!! そこまでしていたんだ……。
倫世:彼から「頼むよ」と言われて、寝袋を2つ託されました。お姉さんから「今、新神戸にゃん」とLINEが入ると、娘ちゃん用のお菓子と、お姉さん用の酎ハイを買いにコンビニに走っていた。あれは30代前半で、私も結婚に焦っていたから、彼の言いなりになってしまったのかも。
川崎:わかるよ。結婚したいと思い詰めたときって、「結婚のためなら何でもする」と行動してしまう。でもさ、一番大切なのは自分の幸せだから。話を聞いていると、彼と結婚しなくてよかったね。これもあなたから断ったの?

倫世:はい。「ごめんなさい。無理です」って。それで彼はキレて「今までお前に使った金を返せ」と言ってきた。といっても、120万円くらいなんですけれど。悔しいから耳を揃えて払いましたよ。