突然ですが、結婚相手として周囲に紹介するとき、ドヤれる肩書って何だと思いますか？ 代表的なものを一つ、挙げてみてください。
男性なら医者、弁護士、公認会計士などの“士業”あたりが。女性なら客室乗務員、アナウンサー、女優やモデルというような、才色兼備な職業が思い浮かんだかもしれませんね。つまり、男は金と安定と名誉、女は容姿と機転を暗示させる職業を“ドヤれる”と思われているのかもしれません。
ただし、職業的なイメージと、“その人自身”は別物。これが乖離しすぎていると、婚活においてマイナスに働くことが多いです。例えば、医師なのにアルコール依存とか、客室乗務員なのに汚部屋の主とか、結構いるんですけどね。今夜、道場の門を叩いたのは、まさにその典型的な女性。川崎貴子先生は、どんな宣託を彼女に下すのか……。
川崎貴子
女性に特化した人材コンサルティング会社を23年経営。2度の結婚を経験し、現在の夫は8歳年下のイケメンの元ダンサー。二女の母。乳がんの闘病経験も持つ。経営者、結婚コンサルタント、コラムニストとして多ジャンルで活躍中。
今回の相談者は、花村舞子さん（仮名・32歳）。元アナウンサーの彼女は、現在人材マネジメント会社で働いています。小柄でほっそりしていて愛らしい容姿ですが、スマートな身のこなしにすぐに気付きます。口を開けば美しい発声で、明瞭な活舌に驚きます。雰囲気は、理知的でありながら圧力もスキもない。道場が開かれて最高レベルの婚活勝ち組予備軍かもしれません。
舞子さんのスペックはこちら！
年齢：32歳
職業：会社員（元“お天気”アナウンサー）
恋人：なし
結婚暦：なし
結婚願望：あり
顔：バンビのようなアーモンドアイが輝く小顔。
今回の相談者・舞子さんをひとことでは言い表せない。小顔に大きな目と華奢なボディの持ち主で、男女ともに“かわいい”と思われる容姿をしている。声も高めでパンケーキを食べて「ヤバ～い！ おいし～♪」と言って「インスタに上げるぅ」と言っていれば、周囲はなんとなく「あ、その系の人か」と落ち着くだろう。
しかし、舞子さんを数分観察すると、板についた物腰と、謙虚を漂わせた雰囲気に包まれていることに気付く。目には知性の光が宿っており、勘が鋭い人なら、たちまち彼女に一目を置いてしまうはずだ。
川崎：舞子さん、あなた仕事が好きでしょう。そして、あなた自身も、自分の成長を実感するのが好き。
舞子：はい。見事にいい当てられました。この見た目だと、チャラいインスタグラマー扱いされるのですが。
