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LIFESTYLE 女たちの事件簿

閉学の恐怖は高校にも。「SNSでバズらせ、受験者増!」を狙った校長に、PTAが大激怒。経営難の私立高の深すぎる闇。

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「一度お見せした写真を載せているのに、SNSに載ったことで周囲の人から予想外の反応をされたり、お身内の方に『あんなところに載っていて大丈夫なの?』と心配されたりしているのでしょうか。載せた翌日に『やっぱりうちの子の写真を削除してほしい。』というお電話は今でもしょっちゅうかかってきます。

生徒本人が許可をしてくれても保護者の方がNGを出す場合もあって、どうすれば問題になりにくいのかという結論にたどり着くまでにかなりの時間がかかりました。生徒本人にだけ許可を得ればいいかなあと思っていた時は、保護者からのクレームの電話が鳴りやまなかったですし、保護者の方にも連絡を取るようになってからも、ある生徒のお父様が『うちの子の写真を無断で載せたと警察に通報してやる!』と怒鳴りこんできたことがありました。それに関しては完全にお父様の勘違いだったのですが。私はそのご家庭のお母様には電話で許可を得ていたのですが、お父様がそのことをご存じなかったそうで……。」

杏美さんはそこまで話してコーヒーを一口飲む。

「先生方はモザイクなしで載せているのですけど、先生方からも撮り直してほしいとか、載せないでほしいといわれることも多くて……、とにかく苦労は絶えません。撮影を担当してくれている後輩も悩みは尽きなくて、『できるだけ自然な写真を撮りたいのに、生徒が警戒してポーズをとったり隠れたりしてなかなか良い写真を撮ることはできない。』とか『生徒に陰で盗撮犯と呼ばれている。』とかって嘆いています。生徒も保護者の方々も、もっと協力的なものだと私も彼女も思っていましたけど、それは甘い考え方だったようです。」

ただ杏美さんも彼女の後輩も、次々と新しい手は考えている。次回、「黒字を出すことに汲々とする日々…経営難で算盤弾きばかりしている教育現場の憂鬱」でさらに詳細に現場で起きている実態をレポートしたい。

ライター:八幡那由多

▶︎「アイスの自販機を置けば、受験数が増えるハズ」ドンドン生徒が減る私立高。貧すれば貪する、「あまりにさもしい経営方針」


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