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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「アイスの自販機を置けば、受験数が増えるハズ」ドンドン生徒が減る私立高。貧すれば貪する、「あまりにさもしい経営方針」

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「私が勤めている学校では、じわじわと経営難が噂され始めています。」
そう口火を切った杏美さん(仮名・35歳)は、10年以上勤めてきた関西圏の私立高校の「改革」に悩まされている。
「少子高齢化の影響でどこの学校も同じような状況だとは思いますが、うちの学校は受験者数も入学者数も右肩下がりです。このままでは学校存亡の危機だということで対策委員会が結成され、上層部から『若手を中心に今後に向けての対策を考えてどんどん実践していきなさい。』とのお達しがありました。リーダーに据えられたのは40代前半の教員です。私と同年代の教員が何らかの係を賜って、20代の教員たちに協力をしてもらうといった感じなんですけど……。」
杏美さんはここでため息をついた。
「うちの高校にはあまり特色がないんです。他府県で志望者数の多い私立高校について調べたり見学に行かせていただいたりしましたが、たいていは著名な大学の附属高校でした。その高校に行けば、附属の大学に進学しやすいというのはかなりの魅力ですよね。でも、うちの高校はそういう特典がありません。あとは、宗教関連の高校も受験者数には関係なく経営難にはなりにくいという印象でした。カトリック系の女子高などはキリスト教というバックボーンがあるため、受験させたいと望む親御さんが結構多いみたいです。」

©Getty Images


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