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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「使用済み生理用品を漁られて……」娘への性犯罪を恐れ、再婚を迷うシンママの憂鬱。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎【前編はこちら】みずほが再婚を迷う”彼”との出会い。

【あらすじ】
みずほは小学5年生の娘を育てるシングルマザー。付き合っている恋人との再婚を考えているが、ある話題が原因で、娘と恋人の同居を恐れる気持ちを抱くようになった。母の再婚相手から子供が虐待を受けるニュースである。

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みずほは、毎週決まった曜日に彼に家に泊まってもらうことにした。お父さんと呼ぶ練習をさせるなどの強要はしなかったが、この人がお父さんになるのだという自覚を植え付ける狙いはあったそうだ。

「その頃には、彼の親御さんにも、娘を連れて挨拶に伺いました。彼は社内で昇進が決まったのですが、相手の親は私のお陰だと喜んでいました。今どき再婚なんて珍しくもなんともないから気にするなとも言ってくださいましたね。うちの息子はもう結婚できないかもと諦めていたから、本当に嬉しいと」

親への紹介が済んで晴れて公認になると、彼氏の行動に変化が起きた。娘と親子にならねばという意思が見て取れるようになったのだという。ただ、この頃からみずほは、彼氏が娘を女として見たらどうしよう、という心配に襲われるようになる。

「というのも、娘が小6になるまでには正式に再婚したいと計画していたのですが、小5の秋口に、娘が初潮を迎えたんです。彼にはそのことを報告していませんが、娘の体つきは日を追うごとに丸みを帯びていきましたし、背も伸びて、急に女性らしくなったんですね。今度は性犯罪のニュースとか、そういうものも気になりだしました」

男は若い女が好き、という固定観念がみずほを苦しめた。前夫の再婚相手は、みずほよりも一回り以上年下だった。その事実が、よりみずほを悩ませたのだという。



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