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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「ダンナさん、本当は肉食ですよ」夫を寝取られたヴィーガン妻の慟哭。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

前編はこちら

菜月の徹底した菜食主義は夫婦の衝突を少なからず招いていた。

「ねえ菜月、最近少し元気が出ないんだよね。たまにはチートデイにしてもいいんじゃない?」
「え? 徹は私の気持ちを知っているよね? どうして私たちが菜食主義者になったのかも話してきたよね。徹は納得していたよね。どうしてそんなことをいうの?」
「ごめん。菜月の気持ちはわかるんだけど、どうしても肉を食べたいんだよ。チートデイは菜食主義者も設けていることが多いし、そんなに目くじらたてなくてもいいじゃない」
「私は、そんな生半可な気持ちで菜食主義になったわけじゃないの! あなたたちのことを考えて、必死にやってるのよ!」

美月が泣きそうな顔で見ていることも忘れて、声を荒げる菜月は声を荒げた。

「ごめん。菜月が僕たちのことを考えていることは十分にわかっているよ。だからもうこの話はおわりにしよう。菜月の作るご飯は全部おいしいよ」

正しいことをしているはずという思いが菜月の心をさらに苛立たせた。

そんな菜月には理解者と呼べる存在がいた。



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