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ではロレックスの文字盤のあの表記「SUPERATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」は!? というとロレックスが設計・製造する機械式自動巻ムーブメントも、もちろんスイス公認クロノメーター検査協会(COSC)のクロノメーター認定を受けています。そこに加えて独自の厳しい条件が設定されているのです。
ではここでCOSC検査との違いを検証していきます。
・その① 検査内容
COSCではムーブメントのみが検査の対処であり、ケースに入った状態では検査が行われません。
しかし、ロレックスの高精度クロノメーター基準では、ケーシング後に検査を実施。精度や持続時間、防水検査など、着用状態で最大のパフォーマンスを発揮することを保証するために7つの静止姿勢と回転装置で検査が行なわれます(製造工程中に問題が生じる可能性のある、精度、パワーリザーブ、防水性能と自動巻きという主要性能を保証するための確認です)。
・その② 平均日差
COSC基準では、ケーシング前の状態で平均日差が−4〜+6秒となっています。
ロレックスの高精度クロノメーター基準において平均日差はCOSC基準の2倍に匹敵する、-2~+2秒以内という数値にコントロールされています。
つまり日差×日数で考えると1か月なら
COSC基準だと、毎日最大の数値の6秒進むとすれば、30日で180秒になり、誤差はひと月で約3分(ケーシング前)。
ロレックスの高精度クロノメーター基準ならば、日々最大値の2秒進むとしても30日で60秒なのでひと月で約1分の誤差になります(ケーシング後)。
こうして具体的に比べてみるとかなり大きな差だと感じるのはないでしょうか?
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