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中古車はNG? BEVやハイブリッドのバッテリーの寿命ってどれくらい?

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■バッテリーEVでは高額の交換費用がかかる可能性も

気になるバッテリー交換の費用ですが、初代プリウスの場合、前期型であればバッテリーは永久保証、後期型でも再生バッテリーであれば10万円程度のようです。2代目、3代目のプリウスは17万円程度のようですが、バッテリー寿命が大幅に伸びていますので、保証のタイミングで交換していれば、そのままクルマの寿命を迎えるまで交換なしで乗り続けられる可能性が高いです。

しかしこれは、あくまでもプリウスの場合で、たとえばBMWのアクティブハイブリッド5の場合はバッテリー交換だけで100〜130万円という金額のようです。最上級のドイツ製ハイブリッドを8年落ちの中古を400万円で買って、ディーラーに車検で持ち込んだら、バッテリー交換で200万円必要だ、という恐ろしい話もあるようです。もちろん車格も違いますので単純に比較はできませんが、どんなモデルでもプリウスと同じ価格というわけではありませんから、注意が必要です。

日産「リーフ」。2018年に再生バッテリーを使った有償交換プログラムが発表された。長く乗りたい方にとっては嬉しいサービスだ

バッテリーEVは、ハイブリッドよりもバッテリー交換費用が高い傾向ですが、リーフの場合、2018年に発表された再生バッテリーを使った有償交換プログラムでは、24kWhの再生バッテリーで32万4000円。新品の場合は70万2000円ですので、半額以下という価格になります。これに交換工賃が約4万円程度とのことですので、37万円程度かかります。

ちなみに、小型モデルの「三菱 i-MiEV」では、バッテリー交換は100万円コースと言われています。海外メーカーからも、バッテリーEVが続々登場していますが、これらはもっと高額な費用がかかることも考えられ、中古車を検討する場合、バッテリー交換費用は念頭に置いておく必要があります。

 

■まとめ

駆動用バッテリーの交換費用はメーカーや車種によって異なりますので、一概に相場というものを出すことは難しいです。国産ハイブリッドに関してはそれほど多額の出費をしなくてもよさそうですが、中古の輸入モデルが欲しい場合はバッテリーの状態を十分確認してから、購入を検討するようにするべきです。

Text:MMM-Production,Tachibana Kazunori
Photo:TOYOTA,NISSAN
Edit:Takashi Ogiyama



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