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CAR 得するクルマ生活

脱ガソリンで電気自動車へ!日産、テスラ、マツダなどおススメの5台をご紹介。

安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

ホンダeやレクサスUX EV、マツダMX-30 EV MODELなど、昨年あたりから、日本メーカーからも続々と登場している「脱ガソリン車」。世界的に、温暖化対策に向けた取り組みが加速するなか、世界中の自動車メーカーから、続々と化石燃料を動力源に使用しないクルマが登場しています。

現時点、「化石燃料を全く使用しないクルマ」といえば、BEV(=Battery Electric Vehicle=バッテリー動力のみで駆動するEV)と、FCV(=Fuel Cell Vehicle=水素と酸素の化学反応から取り出した電力で走るクルマ)の2種類があります。

筆者は過去に日産リーフを所有していた経験があります。そんな元BEVユーザーの筆者が考える、「脱ガソリン」したい人へおすすめなモデルを4つ、ご紹介。また、「脱ガソリンまでは勇気がいるけど、電動車を味わってみたい」というかたにお薦めなモデルもあわせて、ご紹介したいと思います。

 

■日産リーフ(332.6万円〜)

62kWhと40kWh、2つのバッテリーバリエーションをもつ日産リーフは、量産EVの先駆けとなったクルマです。40kWhの通常モデルは航続距離322km(WLTCモード)、62kWhのe+は458kmと、ガソリン車と同等の使い方ができ、リーフNISMOやリーフAUTECHのような派生車も用意されています。

量産BEVとして世界をけん引した、日産リーフ。現在のモデルは2017年に登場した2代目。

アクセルペダルの操作だけで加減速をコントロールできる「e-Pedal」や、高速道路上でアクセル・ブレーキ・ステアリングを自動で制御してくれる「プロパイロット」、駐車スペースに自動でクルマを入れてくれる「プロパイロット パーキング」など先進技術もふんだんに取り入れられているリーフは、初めてEVを検討される方にはお薦めの一台といえるでしょう。

 

■マツダMX-30 EV MODEL(451万円~) 

マツダらしいシンプルなエッジの少ないスタイルや、観音開き式の前後ドアが特徴的な「MX-30 EV MODEL」。おしゃれなエクステリアデザインと、軽快な走りが魅力のこのモデルは、2020年10月にマイルドハイブリッドモデルのMX-30が登場したのち、2021年1月にBEVモデルが追加となりました。

「フリースタイルドア」とよばれる観音開きのドアが特徴的な、MX-30 EV MODEL。航続距離が若干頼りないものの、おしゃれなBEVが欲しい方にはおすすめ。

バッテリー容量は35.5kWh、EV航続距離はで256kmとやや物足りなくも感じます。マツダによると、この航続距離は、バッテリーの生産から使用までのCO2排出量の総量と、通勤や買い物といった日常使いに見合う走行距離とのバランスを基に決めた、とのこと。無駄に大きなバッテリーを積む必要はない、との判断から、この航続距離となったようです。

ちなみに、ホンダeは283km、リーフ(標準グレード)は322km、レクサスUXは315km、メルセデスEQCは400km、テスラモデル3(スタンダードグレード)は448kmなど、300~400kmの航続距離が昨今のトレンド(いずれもWLTCモードでの数値)。

また、ロータリーエンジンを発電用エンジンとして搭載した「レンジエクステンダー版」を開発中、という噂もあり、今後の展開も期待されているモデルでもあります。

 

■テスラモデル3(429万円~) 

2021年2月、価格が大幅に値下げ(511万円 → 429万円)されたことで話題となった、テスラ「モデル3」。2018年から世界販売台数1位キープしており、現時点世界で最も売れているBEVです。

グリルレスの外観もさることながら、内装も特徴的なモデル3。大幅値下げによって、今後更なる人気が期待される。

航続距離は、最も廉価なスタンダードプラスが448km、ロングレンジグレードが580km、性能重視のパフォーマンスは567kmを達成します。スタンダードプラスでも、他社BEVと比べて航続距離が長く、長距離移動にも耐えうる性能を持ちます。ちなみに、パフォーマンスグレードは、0-100km/h加速タイムが3.3秒と、ポルシェ911並の加速性能をもっています。

エアコンやオーディオ、ナビゲーションなど、全てのスイッチがタブレットを介しての操作となっており、無機質とも感じられるほど非常にすっきりとしたインテリアです。また、車載コンピュータを更新することで、航続距離や加速性能のプログラムを逐次更新するため、いつまでも満足できる魅力的なモデルとなっています。

 

■メルセデスベンツEQA(640万円〜)  

2021年4月に発表・発売となった、メルセデスの新型EV「EQA」。既にラインアップ゚されているメルセデスのEV「EQC」が1080万円という価格に対し、EQAは640万円と手の出やすい価格で登場してきたこともあり、いま注目が集まっているEVです。

メルセデスの本命BEV「EQA」。EQC同様、ダミーのフロントグリルが装備されており、他のメルセデス製SUVとそれほど大差はない。

駆動用バッテリーの容量は66.5kWhとかなり大きめ。航続距離はWLTCモードで422kmと、必要十分な性能を備えています。なお回生ブレーキは、走行中にパドルシフトをカチカチと操作すれば、5段階で強さを調節可能。シフトダウンの概念がないEVには、ブレーキ以外の減速コントロールが結構大切で、電費にも大きく影響します。

メルセデスならではの、あの包まれるような安心感のある走りがお好きな方におすすめの一台です。

 

■<番外編>トヨタRAV4 PHV(469万円~)  

こちらはBEVではなく、ハイブリッド車、大人気SUVである「トヨタRAV4」のPHV。RAV4ハイブリッドの前輪モーターを強化して、駆動用バッテリーサイズを増強(18.1kWh)し、搭載されています。EVモードでのWLTC航続距離は95kmもあり、ガソリンエンジンを併用したハイブリッド走行との組合せでは、一度の給油でおよそ1316kmも走ることができます。まだバッテリーだけでは不安、使い勝手が悪いという方におすすめです。

GA-Kプラットフォーム採用による走りの質感と、本来のRAV4が持つ、オンオフ問わずにどこまでも走れそうな逞しさ、そしてハイブリッドを超える燃費、そして圧倒的な加速力。マルチパーパスビークルとして、RAV4 PHVは、重箱の隅の欠点さえ、見つけるのが難しい仕上がりのクルマだ。

買い物などの日常使いではガソリンを使わないBEVとして、旅行などの長距離ドライブではハイブリッド車としても使える、万能なプラグインハイブリッド車。RAV4 PHVは、トヨタとしては、プリウスPHVに続く2車種目のプラグインハイブリッドモデルですが、発売と同時に人気が爆発。あまりの人気ぶりに一時は受注停止にまで追い込まれました(現在は再開)。

RAV4 PHVはその動力性能の高さも魅力です。前後輪のモーター出力と、エンジンの出力を合わせたシステム最高出力は、なんと225kW(306ps)。0-100km/h加速タイムは、ポルシェのマカンに並ぶ6.0秒という俊足を持ちます。BEVでは心許ないけれど、エコな走りとスポーツ走行をどちらも楽しみたい人におすすめしたい一台です。

ちなみにプラグインハイブリッド車も、国や地方の優遇制度によって、減税や免税、補助金等を受けることができ、あわせると40万円ほど、初期費用を抑えることができます。地方によってはさらなる補助金があることも。自治体によって異なりますので、お住まいの自治体がどういった補助金を用意しているか、調べてみてください。

 

■まとめ

走行中の環境性能に優れているのはもちろんのこと、EVは、力強く、滑らかな走りも魅力のひとつ。加速の力強さは、一度味わうとやみつきになります。

しかし、車好きとしては、ガソリンエンジンならではの音や振動を感じる、官能的な走りも捨てがたいところ。昨今は、新しい内燃機関を活用した方策も提案されています。環境に配慮しつつ、車好きなユーザーも楽しめるモデルの登場にも、期待しています。

Text:Kenichi Yoshikawa,MMM Production
Photo:TOYOTA,NISSAN,Mercedes-Benz,Tesla,MAZDA
Edit:Takashi Ogiyama

吉川賢一ポートレート吉川賢一(自動車ジャーナリスト)1979年生まれ。元自動車メーカーの開発エンジニアの経歴を持つ。カーライフの楽しさを広げる発信を心掛けています。


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