いろいろと豊富なオールスターと、やっぱり良いジャックパーセル!
おめでたいことに、宣言通り 30回目にして あなたの靴を見せていただく企画「#靴魂」の投稿が 5,000を超えました! ありがとうございます。これも皆さんのおかげ。次の目標は5桁! 10,000投稿を目指しますので、これからもご協力をお願い致します。
さて前回、春に履きたくなる白いスニーカーをピックアップしたところ、想像以上に反応が良かったので、第31弾は少し絞って 白いコンバース(CONVERSE)をピックアップしたいと思います。
コンバースは、1908年アメリカ・マサチューセッツ州モールデンのデパート経営者マーキス・M・コンバース氏が、コンバース・ラバー・シュー・カンパニーを設立。翌年には降雪量の多い湿地帯でも使用できるラバーシューズの製造をスタートさせ、1917年にはバスケットボールシューズ「キャンパスオールスター」を開発します。
1935年になると、バドミントンのワールドチャンピオン、ジャック・パーセル氏も開発に参加して「ジャックパーセル」を発売。
現在までにオールスターだけで5億足以上を売り上げるスニーカー界の巨人に成長しますが、2001年には米連邦倒産法第11章の適用を申請して倒産…。
企業再建には伊藤忠商事が資本参加し、2003年にはナイキがアメリカにおけるコンバース事業を買収するなど、今の時代を反映した経営を行なっています。
では、話をクルリンパと戻して 白いコンバースの投稿から素敵な5選をご紹介していきましょう!
コンバースの「オールスター(日本製)」
まずは、クロケット&ジョーンズの回にも登場頂いた @m_hiroyuki_desireさんの投稿から。
オールスターのMADE IN JAPAN、日本製モデルです。

1917年に生産されて以来、長きにわたって愛され続けているキャンバスのオールスター。インラインは、インドネシアやベトナム、ミャンマー製ですが、こちらは2013年に登場した日本製のモデル。
日本製は、キャンバス地が上質なものに変更され、磨り減りを軽減する耐磨耗ソールを採用。さらに、包み込むようなクッション性の高いソールユニットに変更することで、快適な履き心地を味わうことができます。
あと、シューレースもナイロンをメインとした合成繊維からコットンに変更されていますね。
@m_hiroyuki_desireさんも「膝のためにクッションが効いた」とありますが、さすがにヴィンテージや現行のインラインを履くのは、歳を重ねるごとにシンドくなってきます。
とはいえ、やはりオールスターのデザインは捨てがたい! そんな方には日本製のモデルが良いかもしれません。履き込んだデニムとも好相性です。
コンバース アディクトの「チャックテイラー」
続いては、@azukiyomogiさんの投稿。
コンバース アディクトのチャックテイラーです。

コンバースが放つ、究極のシューズライン「コンバース アディクト(CONVERSE ADDICT)」。
毎シーズン、チャックテイラーやジャックパーセルなどのヘリテージモデルをベースに、 クラシックなディテールやシルエットを踏襲しながら、ビブラムソールやカップインソールを採用し、美しく機能的に昇華させたアイテムをリリースしています。
こちらは以前紹介した、2017年にメモリアルアイテムとしてリリースされたCONVERSE ADDICT×N.HOLLYWOODか、2010年春夏のキャンバスかのどちらか。
どちらにしても、クッション&フィット性に優れ、軽量なE.V.A.製のカップインソールが搭載されているコンバース アディクトなので前述の日本製以上に快適な履き心地を味わえそうです。
@azukiyomogiさんは、いつも可愛らしい2匹の黒いトイプードル、あずきちゃんとよもぎちゃんとともに投稿をしてくださっており、靴よりワンちゃんに目が行ってしまいます…。癒されるぅ〜。
ただ、いつも靴はもちろん、コーディネートしているアイテムもすべてセンスが良く、参考になるポイントが満載。今後も大人のアメカジな着こなしを2匹のワンちゃんとともに投稿してください。楽しみにしてます。
コンバースの「CT70」
次は、ニューバランスの回に続いての登場となる @the_old_riverさんの投稿。
コンバースの「CT70」です。

「CT70」とは、2013年にアメリカの「First String」ラインから登場した「1970 Chuck Taylor」シリーズ。
コンバースを象徴する名作スニーカーであるチャックテイラー(Chuck Taylor)の頭文字CT、70年代くらいまでに販売されていたチャックテイラーのディテールを復刻しているから70と銘打たれました。
厚めのソールによる履き心地の良さや、ややシャープなシルエット、ヒールパッチ、つま先部分の当て布などデザインやディテールの高い再現性など、現行品より評価が高いんですが、日本では大人の事情で買うことができません…。
豊富なカラーでラインアップされますが、このナチュラル(natural)/イーグレト(egret)は、@the_old_riverさんが記載するように「超シンプル」で「ミリタリーのトレーニングシューズを彷彿」させて、大人がサラッと履いていたらカッコ良さそう。
デニムや軍パンなどカジュアルはもちろん、グレーのスラックスにも合わせてみたくなります。
実際に履き込んでいくと、どんな味が出てくるのか大いに興味がありますので、ぜひ経過報告もお願いします!
コンバースの「オールスター クップ スエード WV スリップオン」
4人めは、レッドウィングの回にも登場頂いた @masayoshi_1986さんの投稿。
コンバースのオールスター クップ スエード WV スリップオン。これは正確にはベージュなので、ちょっと変則です…。

ドレッシーなカップソール設備を使用したヨーロピアンテイストなオールスターが「クップ」。それをパターンアレンジして、スリップオン仕様にモデルチェンジさせたのが、こちらです。
アッパーには、きめが細かく上質なウルヴァリン社の撥水ピッグスキンスエードを採用しており、上品なリラックススタイルに好相性!
これはベージュなんですが、履き込むことで毛羽立ったり、色が褪せて白っぽくなってきたらカッコ良さそうだなって。ちなみに、もう一色ライトグレイの展開もあるようで、そちらはより白に近くて気になります。

@masayoshi_1986さんが記載しているように、「サイドから見た時の甲のラインが綺麗」。フィット感も良好とのことなので、ぜひ試してみたい。
@masayoshi_1986さんも素敵な靴をたくさんお持ちで、どれも丁寧に履いているのが伝わります。足元だけでなくトップスにどんな合わせをしているのか気になるので、今度全身のコーディネートも投稿してくださると嬉しいです。
コンバースの「ジャックパーセル」
最後は、魂企画の超常連 @imademoboxerさんの投稿。
コンバースの「ジャックパーセル」。しかも MADE IN U.S.A.! 白・赤・黒のアメリカ製三連星です。

ジャックパーセルは、コンバースを代表するスニーカーですが…、実は元々コンバースの製品ではなく、1932年にスポルディング社から発売されました。
ヒールパッチに描かれたマークから通称「青ヒゲ」と呼ばれて親しまれますが、このマークが 1933年にB.F.Ggoodrich社が開発した「ポスチャーファンデーション(Posture Foundation)」、通称PFソールの土踏まずにパットが入ることで盛り上がった形状の断面図をモチーフにしているのは意外と知られていません。
雨が降ると恐ろしいほど滑ったのですが、ニルバーナの故カート・コバーンが愛用したことから、爆発的なヒットを飛ばすことになります。
こちらもベージュのスエードとのことですが、年季が入っているせいか履き込んで白がくすんだような雰囲気に見えて抜群のカッコ良さ! 状態も良くて素晴らしいです。
ホントいつも#靴魂、#服魂、#腕時計魂に投稿ありがとうございます! これからも古き良きものと新しいものをバランスよく織り交ぜた着こなしなどをたくさん投稿してください。楽しみにしています。
さて、あらためてコンバースの白って清潔感あるし、シンプルで持っていたら重宝しそうですね。ただ、履き心地を考えると二の足を踏んでしまっていたのですが、日本製やコンバース アディクト、CT70なら かなり履きやすそうなので、チャレンジする価値はあるかも。
最後2足はベージュも混ざりましたが、白を履くのが気恥ずかしいって方は ベージュやライトグレーあたりからチャレンジするってのもアリではないでしょうか。それこそコンバースならカラーのラインアップも豊富ですから。
それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 女性も大歓迎!
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それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!