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【2020年の#靴魂アクセス第2位は…ニューバランス】あなたの靴、見せてください!

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靴を偏愛する こじラグ谷中が、さらに靴企画を充実させるべくスタートさせた「靴魂(くつたま)」! インスタグラムに#靴魂のハッシュタグを付けてポストされたソウルメイトの投稿から、独断と偏見、そして魂を込めて厳選! あなたの靴が見たいから〜。

高額なのも納得できる履き心地を誇る、MADE IN U.S.A.の雄!

前回は、2020年にお届けした17回の連載の中で最もアクセス数が多かった「レッド・ウィング」をおさらいした「靴魂(くつたま)」企画ですが、1位を知ったら2位も知りたくなるのがヒトの性。

というわけで、2番目にアクセス数が多かったのは…… 「ニューバランス」です! #靴魂は圧倒的にドレスレスシューズの投稿が多く、スニーカーはチラホラしかポストがないんですが、その中でも多い方だったのが「ニューバランス」。皆さんがスニーカーの投稿をする起爆剤としてピックアップしたら、やはり安定した人気がありました。見事2位に輝きました。

不肖こじラグ谷中は、2012年にニューバランスとしては初となるブランドブック、2014年にはウィメンズ版を手がけさせて頂くなど、公私に渡って関わりのあるブランドなので感無量。履いてくれる方が増え、あの履き心地の良さの虜になってくれると、なんだか嬉しくなります。

ということで、19回めはアメリカ発のスニーカーブランド「ニューバランス(New Balance)」を再びピックアップします。

ニューバランスは、1906年 アメリカ・ボストンで矯正靴の製造メーカーとして誕生。

足の解剖学的な知識、整形外科や運動生理学などの深い知識とノウハウをもとにして、1960年代からはカスタムメイドのランニングシューズを手掛けてきましたが、1日に生産できるのは 36足程度で、従業員はたった6名でした。

そんな小さな規模だったニューバランス社を、現・会長職に就くジェームス・S・デービス氏が1972年に買い取り、現在まで続く、理想のランニングシューズを開発する会社の礎を完成させます。

その後は、スニーカーとファッションとの関係に新しいページを切り開いた「1300」、それに続く人気を誇る「576」や「996」、さらなる進化を遂げた1000番代、"On a scale of 1000 this shoe is a 990.(1000点満点で 990点に到達した)”とアピールできるほど高い性能を誇りながら進化し続ける「990」など、数々の名作をリリース。

歴代のアメリカ大統領、ファッション業界を代表するデザイナー、そしてアップル社の故スティーブ・ジョブズなど、世界の偉人や、多くのファンを魅了し続けています。

では話をクルリンパと戻して、ニューバランスの素敵な投稿5+1選をご紹介していきます!

ニューバランスのML2002R

まずは、@the_old_riverさんの投稿から。

2010年にフラッグシップモデルとして登場した「2002」をベースに、最新鋭のソールを履かせてアップデートさせた「ML2002R」 です。

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1000番台の流れを汲みながら登場した2000番台は、なかなかファッションに取り入れづらいデザインで脱落してしまうファンも多かったんですが、そこに救世主の如く登場したのが「M2002」。

ランニングシューズっぽい雰囲気ながらスタイリッシュで、履いた感じも今までのニューバランスとは異なる独特な柔らかさで、逆にここからハマったなんて人も多いモデルです。

残念ながら あのソールは履いていませんが…、衝撃吸収・反発性に優れた「エナジー(Nergy)」「アブゾーブ(ABZORB)」といったニューバランスを代表するテクノロジーを採用したパフォーマンスシューズ「ML860 v2」のハイスペックソールを融合させているので履き心地は抜群!

オリジナルはタンが厚すぎな観がありましたが、そちらもアップデートされていますね。MADE IN U.S.A.だったら もっと嬉しかったのですが、これで十分かと。

このなんとも言えない くすんだグレーは、ミリタリーウェアとの相性も完璧。@the_old_riverさんのナイジェル・ケーボン(Nigel Cabourn)のパンツともよく合っています。奥様とお揃いっていうのも素敵スギル!!

また革靴以外も靴魂に投稿してください。楽しみにしています。

ニューバランスのM998

続いては、@yuuya4817さんの投稿。

1982年に誕生した「990」から「995」「996」「997」と続いて、990番シリーズの5作目として1993年に登場したのが「998」です。

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前述したニューバランスが誇る、衝撃吸収性とクッション性に優れたインソール「アブゾーブ」を初めて搭載したのが、この「998」。同じくクッション性の高い「エンキャップ(ENCAP)」、軽量な「シーキャップ(C-CAP)」と組み合わせることで、今までにない履き心地を提供しました。

シルエットはクラシックで細身なのに、ソールが厚くて、各パーツの構成が複雑という、ローテクともハイテクとも異なる狭間のようなデザインは、なんとも1990年代前半らしい産物。

他のブランドでは見かけない作りなので、「998」にもファンが多く、あのJ.クルーも別注し続けたのは記憶に新しいのではないでしょうか。

レッド・ウィングの「アイリッシュセッター」「ベックマンフラットボックス」との三連星、アメリカ好きにはたまりません! グレーではなく、この白とブルーのコンビネーションも爽やかでイケてます。

ニューバランスのMS327

次にご紹介するのは、@labonnenouvelle2005さんの投稿。

1970年代に登場した、3つのランニングシューズ「320」「355」「スーパーコンプ(Super Comp)」からインスパイアされて誕生したのが「327」です。

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世はまだまだダッドシューズな流れの中で登場したのに、レトロ顔な「MS327」は大ブレイク。2020年5月に発売された第一弾は、瞬く間に完売しました。

いまパリで最も勢いのある、シャラフ・タジェル(Charaf Tajer)手掛ける「カサブランカ(Casablanca)」とのコラボも この勢いを後押ししたのかもしれません。

さまざまなカラーリングがリリースされており、シューズの外側と内側で異なるカラーを配したアシンメトリーなモデルなんかも登場していますが、@labonnenouvelle2005さんは2色買ってのネガティブ履きとは、攻めてますねぇ。次回は どんな風に履きこなしているのか、ぜひ教えてください!

ニューバランスのM1500

続いては、前回のニューバランスに限らず、#腕時計にも何度もご登場頂いている @imademoboxerさんの投稿。

1985年に誕生した不朽の名作「M1300」の後継モデルとして、1989年にリリースされた「M1500」です。

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当時、最新であったエンキャップと、TPUヒールスタビライザー内蔵の一体成型ミッドソールを初めて採用。

「M1300」までのクラシカルな表情とは異なり、一躍ハイテク感が増したデザインで注目を集め、今でも多くのファンに愛されている人気モデルです。

実は、1992年に第42代アメリカ合衆国大統領のビル・クリントンは、ニューバランスの「M1500」を履いて大統領戦を戦い、見事勝利。その後もニューバランスを履いて日課のジョギングを楽しんでいる姿が、さまざまなメディアで報じられました。

これにより、ニューバランスの信頼度、知名度はさらに向上。弁護士や医師、企業のエグゼクティブがこぞってニューバランスを購入するきっかけになった、なんていう逸話もあります。

5年愛用すると劣化や加水分解が気になりますよね。「M1500」はインラインで継続されているモデルなのでオフィシャルでソール交換ができそうですし、他にもニューバランスのソール修理を請け負っているところも増えていますので、壊れてしまったら直してもっともっと長く愛してあげてください!

ニューバランスのM1700

最後は、@hey.yo_youheiさんの投稿。

スニーカー群雄割拠の時代、1999年に満を辞して登場した「M1700」です。

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機能素材アブゾーブをクリアパーツで包んだり、クリアラバーのアウトソールを採用して機能を可視化するなど、ハイテクなエッセンスをニューバランスらしい重厚なデザインに融合させた「M1700」は、本国アメリカでは「M1500」や「M1600」同様、エグゼクティブに愛されました。

その一方、日本では新しもの好きなストリートシーンから着火。当時、税抜きで3万9000円と高額ながらスニーカーマニアたちはこぞって買い求めました。

しかし、一般の方々がそう易々と購入できる価格ではなかったため一部ではセールで投げ売られたりして、それを知ったファンがストック用にまとめて買い漁るという現象が起きたのは懐かしい話です。

復刻を待ち望むファンたちに応えるかたちで、2016年1月30日にMADE IN U.S.A.で初復刻を遂げ、現在もなお その人気は継続。2020年には、2010年にリリースされたアジア製の「CM1700」も復刻するなど、その勢いは止まるところを知りません。

欲しいスニーカーを手に入れた瞬間ってたまりませんよね。その時間が長ければ長いほど、感動も大きい。「M1700」はちょっと高額ですが、ぜったい支払った以上の価値を味わえると思いますので、今後たっぷり可愛がって、たくさんの思い出を作ってください。そして履き込んで味が出た頃にまたポストして貰えたら嬉しいです。

ニューバランスのM1400

おまけで、@hey.yo_youheiさんの投稿から もうひとつ。

「M1300」に続くフラッグシップモデルとして開発されながらもお蔵入り。長いときを経た1994年に、日本企画により待望のリリースを遂げた「M1400」です。

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っていうか、ありすぎです(笑)。普段履き用、仕事用、お出かけ用、etcって何足あるんですか?

でも、それくらい魅力のあるスニーカーですよね、「M1400」って。

男性だけにとどまらず、お洒落な女性たちの足元にも欠かすことができないモデルへと成長し、その影響で街にニューバランスを履く女性がどんどん増えていったのは、長く仕事で関わらせて頂いていた自分にとっても驚きの光景でした。

そんな「M1400」が廃盤になったのは寂しいですよね。でも、きっとまた復刻してくれるはずですから、それまで持っているものを大切に履いて、気長に待つことにしましょう!

あらためてニューバランス良いですね。一度履いたら離れられない履き心地の良さは言わずもがなですが、この街に溶け込むグレーの感じと、カッコ良すぎない絶妙なダサさがたまらなく愛らしい。たくさんスニーカーを履いてきた大人の足元にこそ似合うのが、ニューバランスな気がします。

それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 新たな目標は、#服魂に抜かれず、#腕時計魂に追いつくことです!!

ちなみにですが、会員登録して頂けるとコメントを書き込むことができますので#靴魂に対するご意見や感想、「オレはココの靴が好きだー」「こんな切り口で靴が見てみたい」などなど奮ってコメントしてください。それから、インスタグラムの #靴魂(くつたま)を介して、皆さんが交流してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

投稿に関してですが、撮影の仕方は自由。靴のみ、履いている足元、その靴を中心としたコーディネートなどなど、靴が写っていれば何でもOKです。ぜひご自慢の一足をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。

それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!

Edit:Ryutaro Yanaka



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