LIFESTYLE ― 婚活道場

愛と悲鳴の婚活道場

【婚活道場】ヤバい女子にモテまくる年収1000万円男子の憂鬱。

2020.11.21 2020.11.21
2020.11.21

あなたのまわりに、「ヤバイ人」だけに好かれる人はいませんか? 恋愛において「ヤバい人」の持つ性質を分析してみると、束縛、過干渉、強制、嫉妬などの要素があります。ヤバい人とそうではない人との違いは、それらの要素から生まれる感情や考えを言葉や行動で表すかどうか、でしょう。例えば、LINEの既読スルーを1時間されたとします。ヤバい人は鬼電などをするでしょう。しかし、そうでない人は、「忙しいんだろうな」と寝てしまう。

「ヤバい人」とそうでもない人の間には、深くて広い川がある。ヤバい人は、自分の不安解消や、自己肯定感を満たすために、他人の力を必要とするのです。さて、この世にはこの「ヤバい人」限定で激モテする人というのがおります。今日、道場に登場するのは、まさにこの「ヤバい人」から激モテしている男性です。

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婚活の相談に乗る川崎貴子
川崎貴子
2度の結婚を経験し、現在の夫は8歳年下のイケメンの元ダンサー。二女の母。乳がんの闘病経験も持つ。経営者、結婚コンサルタント、コラムニストとして多ジャンルで活躍中。

今回の相談者は、中田海斗さん(仮名・34歳)。超名門大学卒業後、元大手鉄鋼メーカーに勤務し、昨年独立し、IT関連会社を友人と起業。社会の課題解決をする仕組み作りを目指している。曽祖父の代から続く一族経営の企業の役員も兼任。年収は1000万円を超えている。隅田川沿いのリノベーションマンションを購入したばかり。

海斗さんのスペックはこちら!
年齢:34歳
職業:会社経営者
恋人:なし
結婚暦:なし
結婚願望:なし
顔:育ちのよさそうなさわやかイケメン

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婚活の相談をする30代男子

今回の相談者・海斗さんをひとことで言うと、謙虚で信頼できる人物だ。ハイスペックで傲慢になってもいいはずなのに、常に一歩引いており、相手の話を聞く……ではなく拝聴する。丁寧だが慇懃無礼なところはなく、大きく輝く瞳に強い意思をたたえている。

資産家の家庭に育ち、高学歴をマークしており、スペックは、非の打ち所がない。それなのに、なぜか粘着質な「ヤバイ人」にばかり好かれている。怖い思いをしたり、疲弊してしまった挙句、結婚願望が枯渇してしまったというのだ。

そんな海斗さんの状況を見続けてきた先輩(男・42歳・妻子と幸せな家庭を築く)が一肌脱いだ。「海斗のように、生活も心も安定している男に結婚願望がないとなると、国力に関わる」と義憤に駆られ、海斗さんを半ば強制的に、川崎先生のもとに連れてきたのだった。

川崎:なんというか、あなたは爽やかで感じがいい人ね。物腰も柔らかく、他人から好かれそう。

海斗:ありがとうございます。

川崎:すばらしい。相手の言葉をそのまま受け止めている。「そんなことはありません」と謙遜しないところもいいわね。でも、物腰が柔らかいとか、他人から好かれそうというのは、あなたの場合褒め言葉ではないのよ。

海斗:え!? そうなんですか?

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婚活の相談をする30代男子

川崎:そうよ。初対面のときに、必要以上な「受動の好印象」を与えてしまうと、相手から付け込まれる余地が大きくなるのよ。これは恋愛も仕事も同じ。少々毅然としていた方が、依存傾向がある人を撥ねつけることができるの。

海斗:ガーン。目からうろこでした。実はここに来る前も、大学の同級生から連絡があり、怪しげな投資話を持ち掛けられていました。断りにくくて聞いてしまいましたが。

川崎:怪しげな投資、ネットワークビジネス、団体への寄付、サプリメントの購入…相手は“この人なら聞いてくれそう”と思うから、持ち掛けてくるの。だって、「そういうの無理!」って即答する人や、話をぶった切る人には、そういう話をそもそもしないから。

海斗:つまり、私はナメられやすい。

川崎:ええ、ナメられやすいわ。あなたはフラットでいい人で余裕がある。隙だらけのようにも見える部分があり、ヤバい人達がピラニアのように群がっている気配がするわ。

海斗:祖父の教えが……というのも、祖父はBtoCの商品を製造する企業を経営し、散々苦労して会社を拡大しました。私が幼い頃、「あの子が嫌いだ」と祖父にグチを言ったら、途端に厳しい顔をして「人は皆平等だ。等しく人と付き合いなさい」と言われたことが忘れられなくて。このことは、両親からも強く言われていました。

川崎:う~ん……海斗さんご両親は何をしているの?

海斗:会社経営です。地元ではよく知られている商品を作っています。

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婚活の相談をする30代男子と相談に乗る川崎貴子

川崎:BtoCの商品ってこと?

海斗:はいそうです。

川崎:もちろん、教育の一環で親や祖父母はそういう風に言うものだけど、経営的にもおじい様は教えたかったのではないかしら。つまり、あなたが嫌った子やその親も地元で、顧客になる可能性があるわけじゃない。だから、我が子に対しても経営者目線で接しているのよ。「人と等しく付き合いなさい」=「敵を作るな」という意味にもとれるのよ。人間関係のトラブルもね、坊主が憎けりゃ袈裟まで憎い、で不買の対象になるからね。

海斗:今まで抱えていた謎が、一気に解決したような気持ちです。なんか、今、生まれなおしたような気分です。あとですね、他にも父が……

川崎:ちょっとまって。今日は婚活の話をしましょう。あなたはご両親から様々な影響を受けてそうね。まあ、それは別の機会に話すとして、なぜ、結婚願望がなくなったの?

海斗:あ、そうでした。結婚……それどころか恋愛に興味がないんです。「めんどくさい」ではなく、本当に興味がない。

川崎:今まで付き合った人数と、歴代の彼女との間に起こったエピソードを教えてくれる?

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婚活の相談をする30代男子と相談に乗る川崎貴子

海斗:高校時代に彼女ができて、いろんな人と付き合ったり、別れたりを繰り返して、大学時代後半くらいから、キツめの女性から告白されて、付き合って……彼女の人数は数えたことはありませんが、5人くらいでしょうか。一人暮らしをしていたので、家についてこられたこともあったし、朝ごはんを作ってくれると早朝押しかけられたことも。

川崎:ぐいぐい来られてたのね。

海斗:はい。一番激しかったのは、25歳のときから3年間付き合っていた同じ年の彼女で、とにかく束縛がすごかった。当時、仕事も忙しく、5分ごとにくるLINEを全部無視していたんです。返信しだすときりがないから。

川崎:依存傾向が強い人の一部には、LINEの返事が異常に早い人がいる。

海斗:そうなんですよ。それで返信すると、延々とメッセージのラリーをするハメになるから見ない。それで、夜中に家に帰ってきたら、マンション前の茂みの中から彼女が出てきたんです。

川崎:ギャグか、ホラーか……

海斗:それで、「私のことなんか嫌いになったのね」と大泣きされたので家に入れ、LINEを見なかった説明をして、機嫌を取って……

川崎:海斗さん自身が彼女から濃厚に愛され、結果彼女にハマってしまう。

海斗:ギクッ! なんでわかるんですか!? そうなんです。ヤバい人は、めちゃくちゃ濃厚にコミュニケーションを取ってくる。

川崎:料理も上手いし、「俺がいないとこの子はダメだ」と思わせるのも上手い。依存するのも依存させるのも上手い。

海斗:えっ!? なんでわかるんですか?

川崎:あなたのように、人当たりがよく、優しい男性は、彼女たちの格好の捕食対象なの。どんなにわがままを言っても受け入れてくれて、何をしてもキレたりしない。なんだかんだで、最後まで付き合ってくれるしね。

海斗:はい。GPS機能で居場所を把握されても、仕事中でも30分おきに電話を要求されても、答えていました。出張先のホテルの部屋に電話してきて「浮気していないみたいでよかった」とか。

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婚活の相談をする30代男子と相談に乗る川崎貴子

川崎:……それはすごいわね。

海斗:ほかにも、アポなしでウチに来たり、勝手に合鍵を複製されたり、スマホをチェックされて、女友達の連絡先を削除されたこともありました。

川崎:依存どころか、もはや完全支配レベルじゃない。

海斗:最初に付き合った彼女以外、ほぼ全員がそんな人です。ずっと束縛されたり、泣かれたり、怒られたりしているから、もう恋愛はしたくないと思うようになってしまったんですよ。

川崎:いま、ふと思ったんだけれど、彼女たちのどこが好きで付き合い始めたの?

海斗:え? 好きというか、向こうから来たので、そのまま付き合うことになっただけです。

川崎:なるほど。そこにもおじい様の呪いがあるわね。そもそも、海斗さんは人を好きになっていないのよ。

海斗:うわ! 初めて言われました。言われてみればまさにそうです。

川崎:「好きになってくれたんだから」と礼儀正しく彼女たちを受け止めて、結果翻弄されてきただけだから。仕事が乗りに乗ってる今、時間もないし、結婚願望なんて持ちようがないよね。

海斗:そうなんですよ!!!仕事に集中したいんです。

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婚活の相談に乗る川崎貴子

川崎:男女交際も結婚も、自分にとって“異物”を受け入れることなの。相手のことを好きだから、尊敬しているから、共感を覚えるから、その“異物”も自分の中に取り込んで、自分の一部にして、共生しようとするの。好きじゃなきゃそんな面倒なこと無理に決まってるわ。

海斗:そんなこと、思ってもみませんでした。

川崎:そうよね。言葉は悪いかもしれないけれど、あなたにとって彼女とは“なんとなくさみしくないために、近くに置いておく”存在だものね。“自分の中に取り込む”という感覚は生まれにくいわよね。

海斗:はい。そうです。それに、歴代の彼女たちは、それなりに容姿も美しく、読者モデルなどもやっており、友人達からうらやましがられていたところもあったので、別れがたく。

川崎:なるほどね。ステイタスシンボルってことね。今まで、女性を好きになったことはないの?

海斗:あります。でも、僕が好きになる女性には、彼氏がいたり、夫がいたり……それを知っては諦めていました。

川崎:あなたと同年代で、地に足がついていて、そこそこの容姿があり、感情が安定しており、他者に寛容で、聡明で人間力がある女性は、すでに誰かの妻。しかも、男性と圧倒的に違うのは、一度結婚してしまうと、婚活市場になかなか出てこないこと。

海斗:離婚しないってことですか。

川崎:その通り。離婚したとしても、再婚にメリットがないことがわかると、結婚したいとは思わないの。

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婚活の相談をする30代男子

海斗:僕と同じですね。

川崎:それはちがーう! 全く違う! いい。海斗さんは、まだ何もしていないの。一方、彼女たちは結婚生活で地獄を見て、立ち上がって、離婚を勝ち取った。その結果、結婚しない道を選んだの。結婚って“紙切れ一枚”というけれど、単位が個人から世帯になることなのよ。社会保険や役所の手続きが、家族というチームで行うように。これを“チーム感”といえるうちはいいけれど、夫婦仲が悪くなると“逃げられない感”と呼ばれるように……

海斗:ごめんなさい! 僕が間違っていました。

川崎:いいのよ。だから、結婚というのは結果的に、恋愛感情を超えた“何か”なのよ。この“何か”を永遠に共有できる相手というのは、非常に少ないし、正解があるわけでもない。

海斗:少なくとも、お話を伺って、歴代の彼女が結婚相手ではないことは、わかりました。

川崎:そして、相手を探して、家庭を築くには、人生はあまりにも短い。モテる男性が独身生活を謳歌しており、50代近くになって「そろそろ結婚しようかな」と思い、彼女にプロポーズ。すると、彼女から「結婚はちょっと……」と断られ、周りを見回せば、同世代は成長した子供と楽しく生活しており、孤独を感じた……なんて話はゴロゴロあるのよ。

海斗:僕の未来予想図を言い当てられたようです。

川崎:幸せはひとそれぞれだから、そんなことは思わなくてもいいのよ。ところで、ここまで話してきて、何か自分の中で変わったことはあった?

海斗:結婚願望は相変わらずないのですが、このまま一人で歳月を重ねて行ったら、自分がすごく独りよがりな人物になるのではないかという焦燥感が生まれました。

川崎:結婚している人に、比較的「迷い」みたいなものが少ないのは、選択肢が無いからとも言えるけど“異物”を取り込んでいるから。独りよがりだと家庭は破綻するからね。

海斗:まずは自分から人を好きになることから始めてみようと思いました。

川崎:そうね。自分から人を好きになるって、とても素敵なことよ。

海斗:初めてのことなのでわからないことだらけですが、自分から恋愛してみようと思います。

川崎:依存という体で支配してこない、素敵な女性はたくさんいるわ。頑張ってね!

Text:Aki Maekawa
Photo:Yuji Hirose

記事へのコメントもドシドシよろしくお願いします。川崎先生が答えてくれるかも?

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婚活の相談に乗る川崎貴子

【取材協力店】
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また、家族の不和、夫婦間の不協和音などに関する「家族再生工場」という新企画も画準備中。プライバシーには十分配慮しますので、お気軽に下記編集部のメールにご連絡ください。

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→VOL10 「DV、極貧、運動音痴。トラウマ三重苦のオトコ」

→VOL9「肉食女子のメッシ-君にされている高身長のオトコ」

婚活の相談に乗る川崎貴子
【川崎貴子 プロフィール】
女性に特化した人材コンサルティング会社、リントス株式会社代表取締役。経営者歴23年。女性の裏と表を知り尽くし、人生相談にのりフォローしてきた女性は2万人以上。婚活結社「魔女のサバト」働く女性の為の婚活サイト「キャリ婚」主宰。「女のプロ」「黒魔女」の異名を取る。15歳と8歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に、著書に、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』(大和書房)『上司の頭はまる見え。』(サン マーク出版)『モテと非モテの境界線』(講談社)など。

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