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【解決方法は?】車の運転初心者が恐怖に感じること3選

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

普段、クルマを運転していて、ドライバーは運転初心者かな? と思われるクルマに出くわすこと、ありますよね。「危ないなぁ」と思ったり、まどろっこしく感じたりすることもありますが、でも、どんなベテランドライバーも、みな最初は初心者だったはず。

運転初心者は、どういった場面が一番苦手なのでしょうか。運転初心者が恐怖を感じるシーンを振り返り、我々はどういった運転対処をすればよいのか、考えてみましょう。

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初心者ドライバーが不安になるシーンを察して、我々のような熟練ドライバーが配慮をしてあげることで、お互いが気持ちよく運転できる状況を知っておきたいですよね。

高速道路本線への合流
ビュンビュンと高速で走っているクルマの間に入り込む――。初心者にとって、これほど恐怖なことはありません。結局入るタイミングを逃して、合流レーンの終点まで行ってしまい、どうにもできずに止まってしまっている、なんてことも。

相手が初心者ドライバーではなくても、本線の左レーンを走行中、合流してくるクルマの存在を認識したら、スムーズな合流ができるよう、右側のレーンが開いていれば、車線変更して左レーンを譲る、右レーンに走行中のクルマがいれば、合流してくるタイミングを見計らって、スピードを上げたり落としたりして、合流してくるクルマに道を譲る、といった対応で、本線を走るクルマが配慮するのがベテランドライバーの嗜み、というものです。

まれに、違反速度と思われるようなスピードで、クルマの間を縫うような走行をしながら、高速道路の左レーンを追い越しに使っているドライバーがいます。もちろんこれは問題外で違反行為。速度超過はもちろんのこと、「追越し違反」は加点2点、普通車の場合、反則金9000円が課せられます。

初心者が合流しようとするときに、こんなクルマに出くわしてしまったら、それこそ恐怖です。どんなに空いていても、左レーンを追い越しのために使ってはなりません。

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本線走行車が優先とはいえ、合流にもたつくクルマがいたら、本線を走る側のドライバーが配慮してあげる心の余裕が欲しいところです。

右からの合流
一般道でも高速道路でも、本線への合流は、そのほとんどが左からです。が、まれに右側から本線へ合流する、というシーンがあります。首都高でよく見かけますが、まれなケースなために安全確認に慣れておらず、また、運転席と反対側であることから、確認がしづらい、というのも、恐怖を感じる理由の一つでしょう。

このようなシーンでも、本線を走るクルマが、スムーズな合流ができるよう、配慮するようにしましょう。もちろん、極端にスピードを落としてわざわざ空ける行為は、後続車に迷惑をかけるため、逆に危険です。

しかし、混雑していて、車速が高くないシーンでは、合流できる間隔を作るため、できる範囲でスピードを調節し、譲ってあげることで、相手は恐怖を感じることなく合流することができます。

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首都高に多い右側からの合流は、運転席から遠い左後方を見て、タイミングを計る必要があるため、慣れたドライバーでも怖さを感じることも。

交差点での右折
運転初心者が一般道で緊張するシーン、といえば、やはり右折時でしょう。交差点を右折する際は、対向車や歩道を歩く人に注意をはらい、安全を確認したうえで曲がりますが、自車に後続車がいると、初心者は「早く曲がらなきゃ」というプレッシャーを感じるものです。

この場合は、直進車としても、後続車としても、我々ができることはありませんが、後続車として待機している場合に、間違ってもクラクションならして煽ったりしてはいけません。先を急いでいるときでも、ここで焦ったからといって、到着時間は大して変わらないものです。余裕をもった運転計画を遂行できなかった自分が悪い、と考えましょう。

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先を急いでいるときに、右折で前のクルマが多少もたついたとしても、到着時間は大して変わらないものです。おおらかな気持ちを常に持ちましょう。

マナーに厳しい日本の道路では、「イラついたら損」
クルマの運転には、運転してみないと分からないマナーがあります。例えば、日本では、運転中に道を譲ってもらったら、手を上げたり、クラクションを鳴らしたり、ハザードランプで礼を表する、という運転マナーがあります。こんなマナーは、世界を見渡しても例がありません。

このようにマナーに厳しい日本の道路だけに、運転マナーを守らない、知らないドライバーに遭遇すると、ついついイラっとしてしまう方が多いはず。

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そんな時に、クラクションを鳴らしたり、パッシングしたり、イライラを表しても、運転に慣れていない人、運転が得意でない人のためになるだけでなく、自身が事故に巻き込まれるリスクを上げてしまう行為でもあることを、忘れないようにしてください。

運転中は、自分や相手の顔が見えづらいことで忘れがちですが、相手は「クルマ」ではなく、「人」です。マナーを浸透させていくことももちろん必要ですが、それ以上に、みなが心に余裕をもって、思いやりのある運転を心がければ、恐怖やストレスから解放された、よりよい日本の道がつくられる、と思います。

Text:Kenichi Yoshikawa
Edit:Takashi Ogiyama

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吉川賢一(自動車ジャーナリスト)1979年生まれ。元自動車メーカーの開発エンジニアの経歴を持つ。カーライフの楽しさを広げる発信を心掛けています。

 

 



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