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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エロサバ」

【自粛から自衛】ウイルスから身を守るハードでタフなスタイル

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好きな組み合わせは、つい繰り返してしまうものなんです

社会経済活動が再開され、日々の往来が徐々に戻ってきましたが、新型コロナの1日の感染者数を見ていると、相変わらず油断できない状況です。そういう情報に毎日さらされていると、自分の身は自分で守らないと、という気持ちになりますよね。

いわゆる「自粛から自衛」へということなんでしょうけれど、僕の場合は それが着る服にも影響がありまして……。最近は、めっきりハードなものばかりに目が向いてしまいます。

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アイテム

ライダースジャケット/フィクサー
Tシャツ/クロスクローゼット
ジーンズ/ヤヌーク×YOSHIMASA HOSHIBA
サングラス/レイバン
ベルト/HTC
ウォレットチェーン/クロムハーツ
時計/ベル&ロス
バングル/フィクサー
リング/フィクサー
靴/イヴ・サンローラン

正直に言います。「こないだの黒ヒョウの格好と一緒やん!!」というツッコミがありそうですが、実際そうなんです。自分でもびっくりするくらい ほぼ同じ。すっかり忘れていました、憧れの黒ヒョウスタイルを紹介したばかりだったことを……(苦笑)。やっぱり好きなコーディネイトって、繰り返してしまうものなんですね。

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でも、よーく見てください。細かいところがビミョーに違うんですよ。というのも、自粛生活期間中、断捨離しようと思って家中をひっくり返していたら、『LEON』編集部に在籍していた20数年前に買ったクロムハーツのウォレットチェーンと長財布が出てきまして……。

当時の格好といえば、古着で購入したカフが擦り切れたボロボロのライダースジャケットに、太めのブルーデニム、足元はコンバースというのがマイ定番。それにクロムハーツのウェレットチェーンを加えたLAセレブカジュアルみたいな感じだったんです。

そのことを思い出して、今だったらのこのウォレットチェーンをどういうスタイルに合わせるのがいいのか考えたのが、出発点。結果、選ぶアイテムはあまり変わっていないのですが、シルエットは随分と変わりましたね……。

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あとは色を使わなくなったのも顕著。モノトーンが自分のブームだというのもありますが、年々派手な色柄、デザインの服を着なくなっているし、できることなら風景に溶け込みたいと思っているぐらいですから(笑)。

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とはいえ、ウォレットチェーンを加えただけじゃありませんよ。前回の黒ヒョウスタイルのライダースは、ブランドは同じフィクサーでもシングルのようでいて前合わせがダブルになっているモデルでした。でも、今回のはシングル。前に買ったのをあまりに気に入ってしまい、最新モデルが入荷したと聞いて、すぐに購入したんです。

わかる人にしかわからない。わからない人にはまったくわからない(笑)くらいの差ではありますが、肩にはパッドが入っていて男臭さは前作以上。革の素材感や、着たときのフィット感がとにかく僕好みなんです。

しかも、このフィクサーというブランド、プロフィールをまったく明かしていなくて、ものを見て判断してくれ、みたいな姿勢も潔くて好き。決して名前で売るわけではないという意気込みを感じます。

写真では見えていませんが、ベルトはスタッズを打ち付けたHTCのもの。新型コロナウイルスのせいなのかもしれませんが、ここ最近、妙にハードでタフなものに惹かれるんですよね。ライダース然り、ウォレットチェーン然り、スタッズベルト然り……。

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これも無意識ながら、自分の体を防護するために、そっちの方向に気分が向いているってことなんでしょうね。


今回のスタイルのキモは……。

●好きな組み合わせは、つい繰り返してしまう(それが自分の型になります)。
●スリムなシルエットで洗練された印象に。
●モノトーンスタイルは、異なった素材の組み合わせで奥行きを。
●今回もエロスはほぼなし!
●自粛生活は、無理せず、油断せず、続けることが大切。


Photo: Ikuo Kubota (OWL)

Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


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「お洒落の本質」
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【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。



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