FASHION ― エロサバ

干場の「エロサバ」

ウィズコロナの「ニューノーマル」なファッション

2020.6.24 2020.6.24
2020.6.24

「ニューノーマル」と僕たちはどう向き合っていくべきか

世界経済を根底から揺るがす今回のコロナ禍は、マクロ的には国のあり方や資本主義の考え方、ミクロ的には働き方や家庭環境など、これまでの常識を大きく変えるきっかけになるかもしれません。

世界規模では現時点で収束の目途がたっていないことからも、コロナ前には戻らないでしょうし、ウィズコロナとして新しい生活様式が求められます。今後はファッションにも、そんな「ニューノーマル」な生き方を考えながら、向き合うことが必要になりそうです。

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アイテム

ジャケット/K-3B
Tシャツ/クロスクローゼット
ショーツ/K-3B
サングラス/レイバン
時計/ベル&ロス
靴/ペルノイ×ゼウス

緊急事態宣言の解除に続き、都道府県をまたぐ移動が全国的に緩和されると、いつもの生活が戻ってくるかのように錯覚してしまいますが、まだまだ油断は禁物です。では、これからの生活に求められる「ニューノーマル」と、僕たちはどう向き合っていくべきなのでしょうか。

僕の場合、3月末からの自粛生活でスーツを着る機会が激減しました。とはいえ、在宅ワークでもオンラインでの取材や会議はありますし、いわゆる“家着”のような格好は はばかられます。このへんの勘どころは、本当に難しいですよね。家にいるのに かしこまった感じは変だし、かといってだらしなく見えるのは避けたい……。

そこで、こんなスタイルはどうでしょう。ジャケットと短パンは、僕がクリエイティブディレクターを務める「K-3B(ケースリービー)」のセットアップ。これは石川県にある世界的な合繊テキスタイルメーカー、カジグループが手がけるブランドですが、すべてのアイテムが自由自在に組み合わせられるマルチセットアップというのをコンセプトにしています。

というのも、無数にあるデザインや素材、色柄の組み合わせのなかからスーツやシャツ、ネクタイを選んでコーディネイトするのって時間がかかるじゃないですか。それが毎日のことなると、その時間は膨大になってしまいます。忙しい朝の時短のためにも、どれをどう組み合わせてもカッコいいセットアップがあればいいのに……。K-3Bは、そんなアイデアが出発点になりました。

ジャケットは、薄くて軽い、4WAYストレッチ機能のナイロン・ポリウレタン素材を使った2つボタンのモデル。ベントや袖ボタンは省き、さらに縫い目を極力なくすことで、生地がもつパフォーマンスを最大限に楽しめるようになっています。脇のコンシールファスナーを開けるとベンチレーション機能があり、蒸し暑い夏にもぴったり。カットソー感覚で着られるのに、見た目はジャケットそのものですから、オンライン会議などの際でも相手に失礼にはなりません。

かたや、モニターに映らない下半身はリラックスしておりまして……。1プリーツ入りでウエストにはドローコードを配したカーゴショーツを選びました。仮にこれが対面の会議の場合でも、スラックスタイプもラインナップしているので、ボトムスはシーンや用途に合わせていくつかバリエーションを揃えておけば安心でしょう。瞬時にコーディネイトできるように、素材は一種類、色は黒のみというのも こだわった点です。

ジャケットの中に着たのは、僕がコラボでつくったクロスクローゼットの白T。足元には盛岡の菅原靴店によるペルノイ×ゼウスのサンダルをコーディネイトしています。在宅ワークが増えたからといって、外出がゼロになるわけではなく、近所に食料品を買いに行ったりするときってあるじゃないですか。そんなときは、ジャケットを脱いでこのサンダルを合わせて出かけるのが定番です。

今回の肝は、すぐに洗濯できて、すぐに乾くこと。ウイルスがどこに付着しているかわからないので、コロナ禍以降は外出したら こまめに洗える洋服を選ぶようになりました。その点、カジグループのつくる素材は丈夫だし、洗濯で色褪せしにくいのも魅力なんです。

機能的で、タフで、シンプル。K-3Bを立ち上げるとき、コレクションを説明するのに、“ビジネスシーンにおけるスマートに戦うための服”という表現を使ったのですが、どことなくミリタリーのユニホームから影響を受けているのも特徴です。

そんなわけで、時計は男臭さ全開のベル&ロスの「BR01-94」をチョイス。僕にとっての「ニューノーマル」なファッションは、自身を守るための防護の役割を備えていることも大事な要素のひとつになりました。

今回のスタイルのキモは……。

●すぐに洗えて、すぐに乾くことがこれからの服選びの常識に。
●機能的でタフ&シンプルな男らしさが色気を奏でる!?
●モノトーンの組み合わせで、コーディネイトに悩まない。
●その分、余った時間は、自分が豊かな気持ちになるために使う。
●自粛生活は、無理せず、油断せず、続けることが大切。


Photo: Ikuo Kubota (OWL)

Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


 

6冊目の書籍が発売しています。洋服から、ジュエリー、腕時計、ライフスタイルまで。僕が日頃から愛する大人の男女におすすめしたいブランドの逸品について書いています。読んでない方はぜひ!

干場義雅が愛する
「究極のブランド100+5」(日本文芸社)

5冊目は、1冊目の書籍の内容を改稿し、本質的な服装術を知らない新社会人から肩書きを持つ大人まで使える身に纏う処世術について書いています。読んでない方はぜひ!

世界のビジネスエリートは知っている
「お洒落の本質」(集英社文庫)

4冊目の本では、女性のエロサバなスタイルについてまとめています。女性はもちろん、男性が読んでも面白いのでぜひ。奥様にもすすめてくださいね。

干場義雅が語る

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3冊目の書籍は、難しいとされる大人のカジュアルスタイルについて書いています。読んでいない方はぜひ!

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(日本文芸社)

2冊目の書籍は、色気についてです。
普通に見えて、なぜか人を惹きつける男の共通点について書いています。読んでいない方はぜひ!

一流に学ぶ

「色気と着こなし」
(宝島社)

1冊目は、スーツの着こなし術から世界の一流品選びまで、基本的なことやお洒落の本質について書いています。読んでいない方はぜひ!

世界のエリートなら誰でも知っている

「お洒落の本質」
(PHP出版)

【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。

Author profile

干場 義雅
干場 義雅
Hoshiba Yoshimasa

FORZA STYLE 編集長 兼 ファッションディレクター

尊敬する人は、ロロ・ピアーナの元会長セルジオ・ロロ・ピアーナさん、ピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナさん、トッズの会長ディエゴ・デッラ・ヴァッレさん、格闘家のブルース・リーさん、初代タイガーマスクの佐山サトルさん。
スポーティでエレガントなイタリアンスタイルを愛し、趣味はクルーズ(船旅)と日焼けとカラオケ。お酒をある一定以上飲み過ぎると、なぜだか一人感無量状態になって男泣きする小誌編集長。1973年、東京生まれ。

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