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BUSINESS SONY元社員の艶笑ノート

【本当にあったドラマのような話】女上司を「口説いた」つもりが…

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「何のことだよ」
「しらばっくれるな。俺、見たんだよ」
競馬場で二人でいるのを偶然見られていたらしい。壁に耳あり障子に目ありとはよく言ったものだと思った。見られたのでは仕方がないと思った。
「悪いこたぁ言わない。やめとけ」
「何でだよ」
「彼氏がいるから」
「ホント?」
「ウソなんか言うわけないだろ」
「でも、オレ、聞いてないよ」
「聞いてなくても本当だ。寮のやつらも知ってる」

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©gettyimages

彼女は年上で社会人歴も長いから、彼氏くらいいても不思議はなかったが、そんな雰囲気は全く感じられなかった。
「みんなオレたちのこと知ってるのか?」
「それはまだ知らない。だから今のうちにやめたほうがいい」

どうして知ったのかわからないが、Mくんによれば、彼女はこれまでも浮き名を流してきた人で、ぼくが相手に出来るような人ではないという。
ぼくは口説いたいきさつを話した。

すると彼は言った。それは
「わざと口説かれてくれたに違いない」と。



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