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BUSINESS SONY元社員の艶笑ノート

SONY元異端社員の艶笑ノート「タダ」でさせてくれたゲーセンの熟女

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アパート近くのひなびたゲーセン

任天堂のファミコンが我が世の春を謳歌している頃だった。その数年後に、まさかソニーからプレステなんてものが出るなどとは、任天堂はもちろんのこと、世間の誰も、露ほども思っていなかった頃であった。

街にはゲーセンがたくさんあった。
ぼくが住んでいた府中のボロアパートから徒歩1分のところにも、ゲームセンターが1軒あった。それがまた、今にも潰れそうな店だった。

潰れそうというのは、儲からなくて経営面が危ないという意味ではなく、建物が古くて、本当に倒れそうだったのだ。柱はボロボロだし、入り口脇に下りてきている樋の管は錆びて穴が開き、雨の日にはそこから雨水が噴き出し、辺りがびしょびしょになっていた。

自動ドアは建て付けが悪く、開け閉めするたびに、油が切れた自転車のチェーンのような音を出していた。エアコンもあるにはあったが、微妙な温度調節がきかず、夏は店全体が冷蔵庫のようにキンキンに冷え、冬は中東のように乾燥し、涙が蒸発してコンタクトが落ちるほどだった。



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