西荻窪の恐怖のアパート
前回(Vol.3)で書いた人事部の女について、
「絶対に言わないから誰なのか教えろ」
というメッセージがいくつか来た。そんなのに混じって、
「彼女は真木よう子というより、高岡早紀のほうが似ていたんではないか?」
と言ってきたやつがいた。これには寒気がした。なぜなら、たしかに彼女は高岡早紀にも似ていたからだ。しかし、そんなことを知っているのは限られた人間だけのはずで、ヘタにかかわればロクなことはないと思い、知らん顔しておいた。
昔のお花見は刺激的だった
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©gettyimages
就職して早々、ほろ苦い体験をしたぼくだが、振り返れば女性に関しては学生時代から苦しい体験の連続だったように思う。
大学4年生の時、友達に誘われて井の頭公園のお花見に行った時のことである。
行くと、同じ桜の木の下に知らない人たちのグループも陣取っていた。どこかの会社の人たちで、せっかくだから一緒に飲もうということで合流し、お菓子を分けたりお酒を注ぎあったりしていた。
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