「そんな理由で産まないなんて誰も納得しない、と母は言いました。今の子はしんどいことや苦労を避けるためなら、平気でそんな屁理屈をコネるのね、と。
そんな人ばかりだったら日本が消滅するじゃない、それでもいいの?と責められました。私は日本のために子供を産むんですか?腹が立ちますね」
あかりさんの母親は60代半ば。自分自身の体が元気なうちに、大変な乳幼児期の育児をサポートしたいという思いがあるようだ。
「嫌ならつき合わなければ済むだけだと母は言います。でもそんな簡単じゃありませんよね」
あかりさんの姉には保育園に通う二児がいる。あかりさんほど内向的ではないという姉だが、保育園ママ友とのつき合いがかなり面倒だと嘆いているそうだ。
次回ではそんな母と娘の対立をさらに深く掘り下げていく。
取材/文 中小林亜紀
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