ライフスタイルは十人十色。おひとりさまもおふたりさまも大いに結構ですが、結婚というゴールをめがけて不幸なひしめき合いをしている男女のなんと多いことか。
今回、道場にやってきたのは、高年収すぎて婚活男子から引かれまくるという女性だ。彼女の交際歴は昭和タイプ男子の生態記録でもあった。
今回の相談者は、倫世さん(38歳)。
倫世さんのプロフィールはこちら!
年齢:38歳
職業:外資系金融関連会社勤務
恋人:なし
交際人数:5人
結婚暦:なし
結婚願望:ある
顔:昭和のアイドルのような愛らしさがある。ほんわかと優しそうな感じ。
川崎:相談メールには、結婚直前までいくけれど、なぜか破談になってしまうとあったけれど、どんなことがあったの?
倫世:いろんなことがありすぎて……直近の彼氏のことから話すと、「やっぱり、ムリかもしれない」と思って別れてしまったんです。
川崎:何が無理だったのかな? 言えるところだけ教えてくれる?
倫世:まず、彼も同業他社だったので、お互いにライバルのように感じてしまうことがありました。
川崎:キャリア女性の“あるある”よねぇ。仕事ぶりに嫉妬されたり、あろうことか脚を引っ張られたり。
倫世:私が仕事を頑張ろうとすると、「子供は今しか産めないんだよ」とか「こんなに愛してくれる条件がいい男はいないよ」と、家庭に入るように誘導して来る。私も彼のことが好きだから、そういわれると、あいまいな態度をとってしまう。仕事は好きだから、休日に彼との時間を確保するために、平日に仕事を詰めまくって結果を残すと、「仕事バリバリの彼女より、可愛い彼女がよかったな」と言われたり……。
川崎:それ、わかりにくいけれど、モラハラだよね。「愛しているから」という糖衣にくるんでコントロールしてくる、毒薬であり呪い。それは大変だったね。
倫世:わかってくれますか……そんなの初めてです。それで、いわゆるハイスペックな彼だったのですが、私の方から結婚を断ったんです。交際2年目で出産のリミットが近いのに、「ごめんなさい。あなたとは結婚できない」と言ったんですよ。その後、周囲の人から「あんなにいい人と別れるなんて」と非難ごうごうでした。
川崎:世間って、高収入・高学歴・定職アリというだけで「結婚向き」と太鼓判を押すから。でもそんなことはないのにね。自分が幸せになるためには、そのお相手が“ありか、なしか”だけの話だからさ。