また備蓄水は家族の人数×3日分が基本だが、それだけの量を保管しておくスペースがないため、幼い子どもは二人で一人分とし、2日分のみを備蓄することとした。
「備蓄のストレスになるのがやはり賞味期限です。賞味期限が近づいた水を飲むこと、特に子どもに飲ませることに抵抗がありました。
自分たちのコーヒーやお茶を飲む時に使ったりしても、量が多くて消費しきれないまま賞味期限を過ぎるので、結局、植物に撒いたり捨てたりしてしまうことも少なくありませんでした」
一度優里さんは、備蓄用に製造されている賞味期限5年のペットボトル水を購入した。しかし、その期限が近づくごとにストレスを感じたという。
殺菌処理され密閉されているからといって5年も常温で保存した水を飲む気がせず「きっとまた植物にあげることになるんだろう」と予想したし、予想通りの結果になった。
「非常用として『捨ててもいいもの』と割り切って買うべきなのか、何が正解かわかりませんでした」
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