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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【警告】「さすがにその乾パンはもうダメ…」防災食を廃棄し続けたズボラ主婦が、備蓄上手に変わった「決定的瞬間」

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能登半島地震の甚大な被害の実態がようやく解明され始めたなか、日本では、多発する自然災害に怯える声が後を絶たない。とはいえ、日頃から非常時に備えているかといえば、それはまた別の話のようで……。

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、非常時に欠かせない防災食や備蓄水の保管についてこう指摘する。

「ある通販サイトが実施した最新調査によれば、量の多少にかかわらず防災食を備蓄していると答えた人は、20歳~49歳の母親800名のうち59.9%となったそうです。

ところが、食べた分だけ買い足すことで常に新しい防災食を備蓄できる方法「ローリングストック」を実践している人は全体の2割程度に留まっているという。

「ローリングストックは日常生活の延長上で備蓄ができ、実践すると無駄が減って防災意識も高まるのでおすすめなのですが、危機感の高さに相反して、まだまだ国内では普及していないようですね」

・・・・・・・・・・

ローリングストック実践者に話をうかがおうと調査を進めるなかで、頑張っても思うように行かず試行錯誤した経験がある、という主婦の方に取材することができた。

「ローリングストックの必要性を強く感じて何度も挑戦してみたのですが、長い間ずっとうまくいきませんでした」

こう語るのは一宮優里さん(仮名)。現在2児の母である。

「私が結婚したのが、ちょうど東日本大震災の年でした。それまでは防災グッズも食料も何も備蓄していなかったのですが、震源地から離れた南関東にある自宅がかなり揺れたのがショックで。日頃の備えをちゃんとしなければ、と反省したんです」

優里さんは、東日本大震災で実家周辺が深刻な液状化現象に見舞われたこともあり、この度の能登半島地震の映像がテレビで流れるたびに涙が出ると話す。実際に怖い思いをして初めて日頃の備えの重要性がわかった、とも言う。

一方で、いざ備蓄となると必要な防災グッズが何なのかよくわからず、最初はセット売りの防災グッズや乾パンをホームセンターで購入してみたそうだ。

「それが12年ほど前のことです。でも、そのとき買ったグッズはリュックに入れたまま数年放置してしまいました。ある年の大掃除のときには、水も食品も捨ててしまいました」

その後、突発的に防災用の飲料水・食料品を購入して備えては放置し、賞味期限を過ぎてから存在を思い出して捨てるという行為を繰り返していた優里さん。

「管理が面倒でつい放置してしまうんです。賞味期限をチェックしておいて切れる前にうまく消費するとか、意外とできないんですよね。」



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