食事に文句をつけることがなかった夫が立て続けに、吐いた暴言。
「お互いに歳を重ねて、わがままになっているところがあると思います。それから、なんていうのかな?慣れすぎてしまったというか。何を言っても許されるじゃないけど、そういう慢心みたいなものが噴出した感じはありますね」。
百合子さんはこう話した。
「子育ても落ち着きつつあり、夫婦の暮らしについて今回深く考えました。今の若い世代は、共働きで家事も分担するのが当たり前ですけど、我々の時代はまだまだ旧時代的でした。だからこそ、私がなんでもやりすぎてしまったのかもとも思うんです。食事だけでなく、掃除も洗濯も、これから夫婦2人になるなら、分担していかないとフラストレーションがたまるばかり。熟年離婚が増えている理由をまさに感じるお正月でした」。
百合子さんはテレビなどで、共働き、家事分担などのキーワードをよく耳にすることで、自分の家庭がいかに偏っているのかを知ったという。確かに時代は変わりつつある。自身もアップデートし続けないと時代に、そして大切な人に置いていかれてしまうのかもしれない。
あなたにとってお茶漬けや鍋は手抜きですか?
取材・文/悠木 律
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