「クレーマー体質なんでしょうね。ただ、今回の航空機事故を通してさまざまな議論がされているのを目にするなかで感じたんです。ペットはすべての人が飼うものではありません。飼っている人同士でもこんなに意見に差があるのだから、飼っていない人からしたらまるで気持ちがわからないということもあるんじゃないかなって。だからこそ、慎重に議論されるべきだと思いましたね」。
平塚氏はこう話す。
「経済産業省の調査によると犬の登録頭数は減少傾向にあります。猫も横ばい。ペットを飼う人が増えたと話題になりましたが、これは新しく飼う人が増えたという解釈が正しいようです」。
犬や猫を飼っている人でもそれらを家族だと捉える人、家族同然だと捉える人もペットだと捉える人とさまざまだ。今回の事故で助けれなかった命の尊さを考えると同時に、他人の考えをねじ伏せてまで自分の意見を押し通してはならないとも思う。正解が遠い問題だ。
取材・文/悠木 律
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