【続きはコチラ】「仕事してたら夫にニコニコできないでしょ？」ママ友の非情なマウントに激昂する夫。パワハラ、セクハラ、モラハラ…ハラスメントを助長しているのは私たち自身なのか。

「仕事されているとご主人の話をニコニコ笑って聞く余裕なんてないですよね？って、あたかも共感しますみたいなテンションでマウントを取られて、ビビりましたね、要は私はニコニコ笑って話を聞けるいい妻だと言いたいのでしょう。何より傷ついたのが夫が心底共感している、そんな顔をしていたことでした」。

もちろんその場には、働いている女性もいた。しかし、みな、ここでは波風が立たぬよう古風な妻を装っているのだとこのとき玲香さんはやっと気がついたという。

「情けなくなりました。夫はずっとそう思っていたんだということにも、こんな場所で子供が教えを乞うていることにも。そしてみんな何事もなかったかのように別の話題に移っていったことにも正直、衝撃を受けました。こんなに傷ついているのは私だけなんだと。私が大人じゃないのかな？と思ったりもしたけれど、やっぱりこれ変じゃないですか？」

帰宅後、夫を問い詰めたが「酔っていた」と口を割ることはなかった。そのことが余計に玲香さんを傷つけたそうだ。

「認めたようなものですからね。私が毎日ニコニコ笑って話を聞いていないと。でもそれって、私だけの責任なんですか？共働きで生きていくことは、話し合って決めたことです。それなのにやっぱり心のどこかに、女性に対する理想みたいなものがあって、許せていないんだなって」。