平塚氏はこう話す。
「剣道というキーワードはあくまでも例で、こういった古い体質はどこにでも残っているものだと思います。すべての人が考えるべきことですが、それにはかなりのパワーを使うことも事実。結果、みな考えないという楽な方を選んでしまうんでしょうね。これが男女平等やジェンダー、ハラスメントなど、多くの社会問題が一気に前に進まない理由なのかもしれません」。
知らず知らずのうちに誰かを傷つけていることは誰しもある。ただ、それを知ろうとしないことも罪だと取材を通して改めて自覚させられた。当たり前が本当に当たり前なのか、疑う大人でありたいものである。
取材・文/悠木 律
RANKING
1
2
3
1
4
5