【続きはコチラ】がむしゃらに努力する20代30代は過去の栄光！？自ら自分を律する厳しい大人になれない事情

「そう。まずそこができないことには、何にも始まりません。ところがそこでつまずいて、努力もせず、嫌になってしまうメンバーが多いんです。広告業界は華やかそうに見えますが、実際のところ、かなりハード。なかでも営業は本当に大変です。でもだからこそ、やりがいがあると思うんですが、やりがいの「や」の字も知らないうちに辞めて行ってしまうんです」。

特に多いのが上司の圧が強いと訴える声だという。

「上司からすれば、1本でも多く取れるように注意やアドバイスをしているつもりなんですが、それにめげてしまうタイプが多いように感じます。上司のみならず、同僚からの注意に不貞腐れるメンバーやアドバイスをされるとお前は仕事ができないと言われているような気持ちになるというメンバーもいました。まずはやってくれたことに感謝、そして褒めるといった、いわゆるコーチングも実践していますが、成果にはなかなかつながりません。もちろん僕ら上司の側がうまくできない部分もあるんでしょうけれど」。

厳しいティーチングを受けてきた上司世代が、優しいコーチングにシフトするのはかなり難しいことであろう。