不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
高柳康太さん(仮名・52歳)は、都内の広告代理店に務める現役のクリエイティブディレクターだ。自身はハラスメント講習を受けたり、Z世代の息子との対話などから、今の若者の働き方についてある程度、理解を示しているつもりだという話を【前編】では聞いてきた。【後編】では、部下たちが辞める理由とそれに悶々とする康太さんの思いを聞いていきたい。
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©︎GettyImages
「この1年で辞めた20人の多くは、入社2年目くらいまでのメンバーです」。
平塚氏はこう話す。
「厚生労働省が発表している令和4年の雇用動向調査結果によると、年初の常用労働者数に対する割合である離職率は15.0%となっています。康太さんの会社は社員が100人程度ということですから、数字だけ見ると割合が少し多いようにも思えます」。
康太さんがいうには、特に多いと感じるのが営業部の離職だという。
「僕も役員としていろいろと話を聞く立場にあるんですが、なんというか個人の能力差がすごくあるんですよね。まるで仕事を取ってこれないメンバーとどんどん仕事を取ってこれるメンバーが二極化していると言いますか…。バランスよくできるメンバーの割合が極端に少ないんです。言い方はアレですが普通の人がいない。無論、辞めていくのは仕事を取ってこれないメンバーがほとんど。もちろんめちゃくちゃ取ってこれるメンバーがスキルアップの転職をしていく事例もありますけどね」。
営業職の第一歩は、仕事を取ってくることにある。
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