「強引に禁煙させたことが原因だと娘さんは話したそうです。家でタバコを吸うたび、厳しく注意したり、タバコを取り上げるなどしたことから、隠れて外で吸うようになったとのことでした。今後は外で吸わないようにさせますと言われて、妻もお願いしますとしか言えなかったそうです」。
その日以来、康二さんの家の前に犯人のタバコの吸い殻が捨てられることはなくなった。
「犯人がわかってよかったですし、何よりタバコの吸い殻が家の前に捨てられるストレスから解放されました」。
喫煙者には喫煙者なりの意見もあるのだろう。無理矢理取り上げるのではなく、話し合いでやめることができれば1番だが、そうもいかないのがタバコの中毒性。タバコは百害あって一利なしとはよく言ったもんだ。
取材・文/悠木 律
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