不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
ワンオペで子どもを育てながら、仕事も諦めることなく続けてきた進藤三里さん(仮名・48歳)は、最近夫との離婚について考えることが多くなっているという。そんな彼女がかねてから打診されてきたデザイン会社の副社長に就任した話を【前編】では聞いてきた。後編では離婚という言葉がくっきりとしてきた収入格差が生まれた背景、そして離婚を強く決意させた些細な一言について詳しく話を聞いていきたい。
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多忙を極めつつも充実した生活を送り始めた三里さんに対して、夫の方は会社で降格を余儀なくされていたのだ。
「うちはお財布は別々でやってきました。今はお互い35万ずつ家庭の口座に入れてやりくりをしています。この金額になったのは、つい半年ほど前。それまで私が家に入れていた額は25万円です。夫より少ない額でした。これは夫の方が収入が多かったからです。そもそも家事に対する対価など、まるで鑑みようともしない金額に不服はありましたが、なかなか言い出せずに家計にかかる費用を換算して、おおよその給料と照らし合わせ、金額を割り出してきたという感じです」。
この金額が変更された理由こそ、夫の降格だ。
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