【業界激震】築25年目の欠陥マンションを、丸ごと建て替えた！マンション総会の日に起きた「全ドキュメント」

佐々木さんのおおらかな笑顔の中に何にも負けない強さを見る。佐々木さんの奮闘を見て、自分も！と思っているマンションの理事長がいるならなんと声を掛けるか、最後に聞いてみた。

「こんな戦い、あまりお勧めしません（笑）安易に手を出せば、ただ資産価値を下げることになりかねません。欠陥だ、不正だと言うのは簡単ですが、行動するのは本当に大変なことです。

相手は大きな企業です。そう簡単には瑕疵を認めてはくれません。とにかくまずはよくよく調べること。欠陥の本質を探り、その事実を立証することが最重要課題です。

それには理事会の規約を読み込み、住民同志でとにかくよく話し合う必要があります。管理組合を動かすことができなければ、何も始まりませんから。それから、岩山さんのような本当に信じられる専門家を迎え入れることも必須ですね。結局いくら勉強したとて、素人だけの手で大きな会社、それに社会を動かすのは不可能だと痛感しました。きちんとしたエビデンスを手に戦う必要があるんです。それからね、何年かかっても必ずやり切る、そういう強い気持ちを持ち続けることが大切ですね」