いま買うべきスーパーカーはマクラーレン一択という仮説

マクラーレンのトピックはいくつかその分岐点があるのですが、まず昨年4月、CEOにフェラーリからマイケル・ライターズ氏を迎えたこと。同氏は開口一番「マクラーレンはクルマはいいけどサウンドがイマイチ」と評したそうな。国籍はドイツでポルシェにも在籍していたキャリアをもつそうですが、さすがスーパーカービジネスはある種のエンタメだとご理解の様子。

で、コレに続くのが今年5月にビークルライン・エグゼクティブ・ディレクターとしてフェラーリから迎えたエマヌエーレ・ラベッリア氏の存在です。マラネロではF8トリブート、488ピスタ、プロサングエなど手掛けたといいますから、直近のプロダクトはほぼカバーしているのでした。今後ますます目が離せないマクラーレンなのです。

というワケで750Sに話を戻すと、じつはエキゾーストシステムや車内で聞こえるサウンドにしても、じつは入念に味付けされています。発表会場は屋内でしたがエンジンを掛けて雄たけびを披露。いままでのマクラーレンじゃ到底考えられない所業を行ったのでした。

"人生の価値はその長さではなく、何を成し遂げたかで測られる"とは創設者のブルース・マクラーレンの言葉ですが、財のある方は人生一度きりと思ってスーパーカーを買っておきましょう。この手のクルマを買う人たちってなかなか個性的ですが、マクラーレンオーナーは比較して紳士だと思います。異業種交流会に参加する気持ちで1台お買い上げください。