その後、加奈子さんの嫌な予感は的中した。母の日の夜とその数日後、2度姉にプレゼントの費用を請求したが、支払ってくれる気配がないのだ。
「痺れを切らしてまた電話してしまいました。来月は父の日があるから、父と母2人への贈り物代として、合わせて1万円でいいから振込んで、と」
すると、姉はこう言ったという。
「『父の日はもうあげなくていいんじゃない?母の日のプレゼントのお金は、次に実家に遊びに行く時に必ず持っていくから』と」
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@GettyImages
これは払う気がないな、と加奈子さんは思った。さらに続けて姉の放った言葉が、加奈子さんの神経を逆なでしたそうだ。
「『こないだ、お母さんに言われたの。孫が人生で最大のプレゼントだって。なんか凄く親孝行した気分』姉はそう言いました。
そんな発言で私がお金を請求しづらい雰囲気を作るなんて卑怯だし、いつからこんな嫌味を言える人間になったのかなと驚きました」
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