「コンビニで一番重要な業務ってレジ業務なんですよ。買い物してくれるお客さんの時間を奪わずに気持ちよくお買い物をしてもらう事です。
さっとレジに来てくれる店員は、私たちにとっても仕事が分担できるし、お客さんもストレスがありません。
一方で、自分のことしか考えていないような店員は、自分がきついとかサボりたいとかが理由で逃げていきます。やる気のない店員の8割くらいは、この手の傾向がありますね」
佐久間さんはコンビニは時給の仕事のため、現状はサボる人間は得をし、真面目な人間が損する状況なのが問題だという。
「時給の仕事は何でもそうだと思うんですけど。その場限りの労力や疲労具合で見たら、サボる人のほうが得をすると思います。
でも、サボる人ってやっぱり後でしっぺ返しを食らってますよ。他のスタッフやお客さんから悪評が立って、店に居づらくなってくる。それで結局辞めて行ってしまうんです。
ずっと気持ちよく働いている人や、卒業してからお店といい関係になっている人は、みんな真面目に働いている人ですね」
仕事の姿勢はどの会社にいても問題視される事だろう。
労力的にはサボる人が得をするかもしれないが、幸福感や精神面ではまた違うのかもしれない。
佐久間さんは、お客さんに気持ちよくお買い物してもらうのが何よりの喜びだそうなので、これからも精一杯働いていきたいそうだ。
取材/文 鮫島祐樹
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