ラグジュアリーSUVの血統。英レンジローバー・イヴォークの魅力がハンパない理由

次にメカニカルな部分を。パワートレーンは当時のアライアンス関係からフォード製の2L直ターボをベースに最適化（後期になると自社製へ）。トランスミッションは欧州メーカーとも深いつながりをもつ日本のアイシン製です（日本導入モデルは全車AWD）。よって、マイナートラブルを除けばその信頼性は十分。

デザイナーはランドローバーのチーフ・デザイン・オフィサー、ジェリー・マクガバンです。同氏はイヴォークの世界的ヒット、野心作レンジローバー・ヴェラールの評価も相まって、2017年の最も優秀なデザイナーとして「Grand Prix du Design」を受賞。付け加えるなら、イヴォークだけでも3桁以上の各賞を受賞しているのです。

レンジローバー・イヴォークの最終評価は皆さんの趣味・嗜好次第。その気になればカローラクロスの新車が買える総予算です。二つに分かれた道のどちらを選ぶのか？　人生はどちらが豊かになるのか？　その選択に良いも悪いもありません。素敵なカーライフをお過ごしください。

Text：Seiichi Norishige
Video：Yoshihide Shoshima
Video Edit：Harumi Airi

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