若かりし青年があっという間に中年となっているように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかったけど、今ならイケるかも!? な妄想を抱く二人の中年、中古車野郎Aチームが読者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探す企画です
タフなクロスカントリー系SUVのなかで、もっとも探検隊が乗っていそうなモデルが「ランドローバー・ディフェンダー」です。コレはもうSUVというより4WDといった方がふさわしく、また、ベテラン諸氏にはピンとくる表現かもしれません。
サラブレッドがスポーツカーさえ追い回すイマドキのシティ派SUVなら、ディフェンダーは農耕馬そのもの。屈強で生命力にあふれ、シンプルな構造もまた信頼に足るものだと思います。強靭なラダーフレームのシャーシでありながら、ボディパネルの多くは軽量なアルミ製。スペック上の数字から察するイメージより軽快に走ります。
「ディフェンダー」という車名は1991年から採用したいわばペットネーム。1948年に誕生した初代ランドローバーがシリーズを毎に進化し、同社の車種ラインナップの拡大から区別をつける上で(またマーケティング的にも)必要に迫られ「ランドローバー・ディフェンダー」と呼ぶことに。ザックリいえばSUV界のクラシック・ミニみたいなクルマなのです(じつはヘッドライトの直径が同じなんだそうな)。
今回おじゃましたのは、ランドローバー&レンジローバーで長年キャリアを培った篠原勝さんが代表を務める「ビスポークス東京」です。同店はアストンマーティンなどブリティシュスポーツをメインで扱う新宿店、レンジローバー&ディフェンダーをメインに扱う浦和店、東村山にサービス工場と3拠点で構成されています。
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