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【後編】「怪しいレッスンにハマってしまった結果……」インストラクターの心を痛める「解剖学レッスン」の実態

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「『解剖学』というのは奥が深く、かなり難易度の高い学問です。基本的な骨の仕組みや筋肉の位置を知ったからそれでおしまいじゃない。わかったその位置を脳がどう認識しているのかとか、日常生活でそれらをどう使うことが多いのかとか、総合的に見ないと、『その人にあった解剖学レッスン』なんて不可能だと思いますよ。

しかも、外側から見て分かった気になって筋肉の位置や骨の位置を説明しているのかもしれませんが、筋肉なんて何層にも重なっているので確実に見えていない部位はあるはず。その辺の『わからないはずの部分がある』ということをクリアにせずに、『解剖学的に見ると何でもわかる』みたいな提示の仕方は間違っています。

パーソナルトレーニングジムでも、解剖学レッスンでも、やたらと自信たっぷりにあなたの身体を決めつけてくるインストラクターや講師には要注意。あなた自身の身体なのですから、そういう人たちが何といおうと、痛いものはしない方がいい」

そう話す美穂子さんは、理学療法士と言う肩書を持つのでいわゆる解剖学的な質問を受けることもあるそうだが、かなり慎重な対応を心掛けているそうだ。

取材/文 八幡那由多



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