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【後編】「この問題で何がわかるの?」共通テストが改悪すぎる? 現役教員が嘆く新大学入試の欠陥。

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「社会なんて、ほぼ国語ですよ。問題文も選択肢の文章も長くて、様々な知識が定着しているかどうかはあまり関係ない。でも、大学に行って社会学的なことや哲学的なことを学ぼうと思ったら、高校で習うような人物や歴史的な出来事を知識として身につけていることが当然という状態で授業が進みます」

「いちいちネットで調べていたのではきりがないくらい日常的に社会の教科書に載っていたようなものが出てくるので、知識がちゃんと身についているのかがわかる試験って大切なのになあと思います。だって、二次試験は各大学が工夫を凝らした問題を作るんですよ? 記述で答えなければいけない問題や論文を書かなければいけない問題を課すのは二次試験で、その手前に存在する『共通テスト』は知識の定着をはかるテストでいいと思いませんか?」

咲子さんは、興奮のためか顔を赤くしている。

 

「英語も改悪だと思っています。」

そんな咲子さんの横で、深いため息とともにそう言ったのは、彼らの同僚の隆史さん(仮名・25歳)だ。



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