「ありがとうと言われるだけマシではあるんですが……。さすがに毎週来られると家族で動きづらいし、また今日もだ……とだんだんストレスになってきて。夫も私と同意見だったんですが、自由奔放な姉にそこまで強く言えずにいました。
子どもを預かる理由は家事をしたり家族の買い物に行ったり、仕事が休日出勤になったとか言うのですが、毎週1人の時間があって何をしているんだろうと不思議でした。本当の理由がわかったのは、そんな生活が3年程続いた頃だったんです」
義姉の子どもの面倒を見るのは小学生になるまでだ。小学校高学年になると実家へ来ることもなく、いとこ同士で遊ぶことも減るだろうと思い、ぐっと堪えていた久美さん。
気づいたときには義姉の子ども2人、久美さん家族4人、計6人で出かけるのが当たり前になっていた。
「モヤモヤしながらも楽しく暮らしていたんですが、義母と義姉が話している内容をたまたま聞いてしまったんです」
子どもの洋服を一階へ取りに行こうとした際、2人がヒソヒソ話している内容が聞こえてしまったのだ。
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