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LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

【後編】「自然に結婚できる」と思い続けてアラフォーに。10年続けた婚活アスリートが至った結論とは。

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沙織:はい。交際3か月くらいになると入籍話が出ます。そのときに「選択的夫婦別姓が実現するまで、入籍はせずに、このままでいたい」と言っていました。すると相手から「は? なにそれ?」と言われ、私が「このままの状態で一緒にいたい」と言うと、関係がぎくしゃくしてしまい、断られてしまうのです。

川崎:なるほどね。お互いに結婚ありきなのに、その先に入籍がない。法律が変わるまで時間もかかるでしょうし。

沙織:さすがに、結婚相談所で出会った人にはそういうことは言ってはダメだと思っていて、それを我慢したことでストレス性の湿疹が出てしまった。私にとって平等はそれほど大切なことなんです。

川崎:なるほど。「結婚したいんだけれど、結婚したくない」という意味がよく分かった。

沙織:結婚したいし、婚活に300万円も突っ込んだくせに、結婚制度に否定的なんです。この矛盾が苦しい。

川崎:ちょっとキツイ事を言うようだけど、今のままの「平等主義」だと結婚は難しいと思うわ。男女が平等であることは私も人一倍気にする性質よ。でもね、制度も婚活男性達も、もちろん沙織さんの中にも「完璧に平等な関係」なんて実在しないの。そのように願う人達同士が集っても、実際はタイムラグやのりしろがあってね。譲り合いながら、話し合いながら、「平等とは何か?」を皆で探っているのよ。

沙織:おっしゃっている意味、よく解ります。私、この件はヒステリックにすぐさま反応してしまうんです。

川崎:うん。これまでの婚活を振り返ってどう思う?



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