ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 探偵は見た!

【後編】「あの人じゃなきゃダメなんです」ある祈祷師に依存した女性の悲痛な叫び。彼はいったい何者なのか?

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

N宗には密教系に劣らない祈祷の修法が伝えられているという。祈祷を行うためには資格が必要で、荒行はそのために必須の修行である。

修行と祈祷は切り離せない関係であり、仏教における修行とは祈祷を行い、何らかの形で効果を出せる「呪力」を身につけるためにほかならないともいわれているようだ。

また、元々日本において、仏教は「呪術」として受容されており、「呪力」を会得した僧侶は「呪術師」となって、法力や霊力をもって不治の病を治し、災害を防ぐことを期待されたという歴史もあるようだ。

©Getty Images

そこで我々は、早速N宗の修行を行っている「O院」の住職を訪ねた。しかしやはりここでも、修行者リストの中に「日祷」の名も、本名の「青柳貞晴(仮名)」も確認できなかった。

それどころか、住職が30年ほど前に芸能関係者だと名乗る「青柳」という当時45歳くらいの男性が、女性数人を連れて訪れ、当時貸し出していたお堂を使って幾度も集会を開いていたという。

苗字、年齢が日祷本人と合致していることもあり、我々は住職に依頼人より預かった25年前の日祷の映る写真を見せたところ、

「当時はまだ髪があったので断定はできませんが、顔がかなり似ていると思います」

住職は言った。更に、その写真をまじまじと見た後、住職は首をかしげて言った。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5