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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「体の関係は持たないルールなのに」パパ活で純愛。53歳、妻子持ち工員の「気持ち悪すぎる慕情」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

「女性が父親と同年代の男性とデートをする、いわゆる”パパ活“では、たびたび問題が発生します。その中でも少なくないのが、男性が女性相手に本気になるケースですね。『自分は特別かも』と思うようになる瞬間があるんです。もちろん、女性だけや、男女双方が恋愛感情を抱くケースも存在します」

危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう述べる。今回取り上げるのは、パパ活の相手に対して純愛を感じるようになった男性だ。

「決して下心があったわけではないんです。ただ、話を聞いてくれる相手が欲しかった。それだけだったんです。最初は……」

そう話す長谷川隆士(仮名・53歳)は、大阪府内の工場勤務。妻の早智子(52歳)、高校生と中学生の娘との4人暮らしをしている。

小さいながらも戸建ての家を持ち、娘たちは元気に育った。早智子とは、今で言う授かり婚だったが、良好な夫婦関係を築いてきた。しかし、幸せな生活を送っているように思われる隆士には、悩みがあった。家庭内での孤独だ。

「妻はここ数年韓国アイドルにどっぷりハマっていて、同じ趣味を持つ友だちとコンサートや旅行を楽しむ時間が増えました」

病院の受付でパートをしている早智子は、パート代の大半を韓国アイドルにつぎ込んでいた。娘たちが賛成していることもあり、月に一度はSNSで出会った韓国アイドル好きの友人たちと泊まりがけで遊びに出かけるという。

やがて、アイドルにつぎ込む金がかさんだため、パートの受付の仕事のシフトを増やし、土曜日診療にも出勤するようになっていった。

「私がパパ活サイトを閲覧するようになったきっかけは、精神的なストレスと寂しさからだったと思います。私は職場で、皆が嫌がる仕事を断りきれず押し付けられることが多かったんです。礼儀知らずの若手の教育担当、発注や納品ミスなど、私が関係ないことの尻拭いまでさせられていた。

そんな職場でも働き続けられたのは、早智子がいつも、愚痴を聞いていてくれたからです。それが、アイドルを追いかけるようになってからは、『今忙しいから、あとで聞くね』と言ったきり。聞いてくれなくなりました」

娘たちは思春期真っ只中。おまけに、二人ともテニスの強豪クラブチームに所属しており、休日はテニスの練習や遠征で家を空けることが多い。近頃は家族全員で出かけることもめっきり減ってしまったという。

「せっかくの休みなのにみんな自分の予定が忙しくて、誰もかまってくれないのは寂しかったですね。昔は、私が何に誘っても二つ返事で、娘たちと三人で出かけることもたくさんありました。娘二人で私を取り合う様子は見ていてほほえましかった。でも今は、携帯の画面を見てばかりで目も合わせてくれません。私は父親なのに、娘たちの顔色を伺う毎日なんです。」

口を聞いてくれるのは唯一、買い物に行く時やお小遣いが必要なときだけ、と隆士は自虐気味に語る。

そんな隆士は、いつしかスウィートダディ(仮称)という、パパ活サイトを眺めるのが日課になっていた。いやらしい雰囲気は全くない、ただ会ってお茶を楽しむのが目的の健全なパパ活サイトだ。

隆士の意中の相手・香織(28歳)は、中山美穂似の清楚でどこか昭和の雰囲気を感じる美人。毎日のようにパパ活サイトにログインしては、メッセージを送ろうか悩み続ける日々だったが、大きな仕事がひと段落した週末、自分へのご褒美に、意を決してメッセージを送ったのだった。

パパ活でのパパから女性に渡すお手当の相場は、デート内容によって大きく異なるという。

初めて対面するいわゆる顔合わせや、カフェやランチに行く程度なら5千円〜1万円、買い物やカラオケデートなら1万円〜3万円ほど、ドライブデートは3万円〜5万円ほど。

また、体の関係有りの場合は相場はグッとあがり3万円〜10万円ほどになる。パパ活をしている女性のうち40%強が、パパと体の関係有りのデートをしているという統計もある。

「香織とはじめて会ったのは、ホテルのラウンジです。パパ活というのをやっているとは到底思えない清楚なお嬢さんといった雰囲気でした」

隆士は、遠慮しながらも、パパ活をしている理由を尋ねたという。

「香織は、肝心の理由はぼかしていました。ただ、同年代の男性と付き合っても楽しいと思えず、年上の男性のほうが、話が面白くて落ち着くんだと言っていましたね。その日も、私の仕事の話を楽しそうに聞いてくれました」

隆士は、香織と話しているうちに、いつになく穏やかな気持ちになっていた。

「『また私と会ってくれますか?』と言われて、一瞬ドキッとしました。私もまた会いたいなと素直に思っていたので……。でもそりゃ彼女は仕事ですから。そうか、ただの営業トークだよなと思いながらも、『是非また会ってください』と返事をしてその日は別れました」

香織と初めて会った日以降も毎日メールで連絡を取り続けていた。二回目のデートは隆士から誘った。これで会うのは最後にしようと決めていたという。



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