【後編】姑に嫌われ続けて、気づけばバツ２。180㎝のイケメン、ハイスペ男に決定的に欠けているもの。

川崎：話から想像するに、あなたは家庭に居場所がなかった。男の人ってね、自分の居場所がないと、別に居場所を作ろうとする傾向があるの。しかし、その多くは、そのための行動力と経済力がないので、現状にあまんじるしかない。でも、あなたはすべてを持っている。

それに、妻だって愛し合って子供までなしたあなたと、何の摩擦もなく離婚するとも思えない。となると浮気しかいないわけよ。

佳樹：おみそれしました。浮気のきっかけは、妻から疑われたこと。妻はこっそりウチにカメラを仕掛けて僕を監視していたんですよ。そこまでされたから、実行しちゃおうかなと。

相手の女性は、台湾在住の日系人の医師で、僕と同じ年でした。僕が台湾に行くときに、彼女のマンションに泊まっていました。日本とは異なり、知り合いもいないから、堂々とデートもできたし、楽しかったな……。

でも、あるとき帰国したら、妻の実家に呼ばれて、義父母と義兄2人、妻に5対1で「どういうことなんだ？」と言われたのです。妻側は探偵を雇い、浮気の証拠を押さえていたんです。

そして、あっという間に離婚手続きをされました。貯金のすべてを奪われて、身ぐるみはがされて放り出されたのです。

最期に、「せめて、2人の子供の養育費を支払いたい」と言ったら義母から「あなたとは縁を切りたいから、不要です」と言われました。