「スタイルをほめられたのが嬉しかった」私の心を溶かしてくれた男性セラピスト
〜大泉りかの女風レポート　Vol.11（後編）〜

セラピストは同年代、もしくは年上で探した。

ある程度の経験がある男性がよかったからだ。ジャニーズ系やイケメンだとバカにされるのではないかと考えて、あえて堅そうな雰囲気の相手を選んだ。

「当日、女風のセラピストさんとは、ホテルではなく街中で待ち合わせをしたんですけど、相手が少し遅れたんですよ。

なかなか来ないから、お店に電話をしたら、もう着いてるって言われて。

しばらくして『芽衣さんですか？』って話しかけられたんですけど、どうやらわたしが完全に男に見えていて、『この人なのかな、どうなのかな』って迷っていたらしいんですよ（笑）。

わたしとしてはそこでだいぶ削られましたよね。せっかく勇気を出して来たのに、結局、これまでの男性と同じなのかなって」